個人旅行

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分譲地すすきのの変遷

2015-05-29 14:33:36 | 旅行

「すすきの」についての学術論文はまだ見たことがない。
日本三大歓楽街といわれても、その実態は不明確なままだ。
その場その場で儲かることだけが追求されておしまい。
誰も記録しようとも思わない。そんなことでいいのか。
もちろんいいのだが、暇人は昔のことを知りたがる。
出発点は遊郭だ。それもお上(北海道開拓使)がわざわざ分譲地として造成した。
明治4年か。
現在の住所でいえば、札幌市中央区南5条西3丁目と4丁目
および南6条西3丁目と4丁目、ざっと200メートル四方に土塁を築いて区画した。
南4条も若干含まれているが、今の土地台帳を見てもはっきりわかるようになっている。
1区画が何坪あったか知らんが、金額はわずか数円。
貨幣価値は違うが、今の公示地価と比較したら10万倍以上になった計算。
持ち主はほとんど全員変わったはず。
で、遊郭の外側には、いわゆるアミューズメント施設というか、大人向きのサービスが勢ぞろいした。
今日は特定の場所をさかのぼってみよう。
南4条西3丁目、現在第三グリーンビルのあるところ。
明治4年の最初の建物は数年後火事で焼けた。
明治15年 遊鶴座(劇場)
同 19  大黒座(同)
大正 7年 錦座(同)
大正14年 松竹座(映画館)
昭和20年 マックネアシアター(進駐軍)
これが中映劇場(映画館)となり、現在に至っている。
居酒屋、バー、クラブ、スナックからコンビニ、牛丼屋、ラーメン屋まで
百数十軒がひしめき合うすすきのの顔だ。
すべて採算ベースの商売なので、時代の先端をいっている店ばかり。
せいぜい利用してあげてください。
あなたの努力に日本経済の浮沈がかかっているのです。
宵越しのゼニは禁止!(2012.3.27記)

ようやく引越し荷物が片付いた。ブログも再開できる。





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