晴れた日には、埼京線の荒川鉄橋から目立つものが二つ見える。
右手に富士山、左手に建築途上のスカイツリー。
東武鉄道が「スカイツリー前」に駅名を変更するという。
変えられるのは「業平橋」である。(読めない人は義務教育からやり直してね)
在原業平は、伊勢物語に登場する貴公子として知られる。
平城天皇の孫で、臣籍に降下した歌人として名高いが、ただのプレイボーイではない。
有閑階級ではあるが、立派な文化人だ。
その名を顕彰する地名が、こんなに簡単に変えられていいものか。
スカイツリーが集客の目玉であることは疑いをいれない。
だが千年単位で生き残れるかは疑問符がつく。
数百年のレベルで見れば、いずれは避けられない関東大震災で壊滅する首都東京の墓標となるか、
それとも浅草十二階の二の舞となるかいずれかだろうが、物質的な構築物が千年の時を超えて生き残れる保証などない。
古いものを簡単に消すことがどれほど愚かであるか、いずれ我々は思い知らされるはずだ。
その時には私はいないだろうが。(2011.1.30記)
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2020年の前までには開始するであろう、全世界的に発生する大陥没現象(東京から真っ先に始まる。)物凄い勢いで人口が減ってゆく事。
秋予定の金融空間の大破壊、その後の金融ルール改変の連鎖。
空気感染型のエボラを超える様な伝染病の世界的流行。
大変動期に突入した我々の社会。これらの情報を提示しています。
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