JR北海道が抜本的な経営改善策として、各線区の収支を明らかにするとともに、
今後の運営形態につき地元自治体と協議したいとの意向を表明したのがつい先日。
今日は自治体側からアクションがあった。
なんと夕張市の鈴木市長が、自らJR北海道の本社を訪れ、夕張線の廃止について
申し入れを行ったのだ。
たしかに夕張線がその正常な機能を失ったのは誰の目にも明らかである。
市の人口は以前の10分の1以下。
どんなにがんばっても、黒字どころかワースト路線ランキングからの脱出は不可能。
しかし、自治体から申し入れをするとはね。
普通なら時間稼ぎをして、なんとか引き延ばしを図るところだが、彼は違った。
廃線後の条件闘争に先手を打ったのだ。
市長の経営判断としては正しいだろう。
私もそれは認める。
でも、鉄道がなくなったら、各種のイベントの実施は難しくなるだろうね。
遠隔地の人から見ると、いかに人口が少なくても、鉄道で行ける場所というのは
特別扱いなのだ。
少なくとも、私が夕張に行く理由はもうなくなったと言わざるを得ない。
もう10回以上行っているからいいか。
硬券切符も持っていることだし。
とうとうこの日がきてしまったか。
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