悪性リンパ腫を発症してから3年6ヶ月
化学療法と自家移植、1回目の再発までは
標準的治療があったからそれに沿って治療して
昨年の11月に再発がまた認められたときには
標準的治療というものがなく、びまん性リンパ腫には
保険適用外であった抗癌剤の治験に参加して
3月末に治療が終了し、そろそろ仕事にも復帰をしなきゃと
思いつつ、身体の調子のいい時に半日だけでも仕事しようと
今日も出勤をしてみた。
体型的に目立つのと久しぶりに職場に行くと非常に驚かれる
「病人じゃないみたい」「元気そうやね」あげくに「ホントに入院してた」
まで言われる。痩せていないのが気に入らないらしい。
がん患者と言うと痩せているという固定観念があるらしく
痩せ細っていないと病人と見られないからおかしな話だ。
まぁ、私自身も固定観念は知らず知らず持っているのだろうが
自身の身に降りかかると嫌に感じるから調子がいい。
ところで、今回の震災における義援金を多くの方が送られたと
思うのだが、私の職場でも経営者の方が真っ先に義援金を
出され地方紙に名前と金額が載ったのだが、職員の間でも
義援金を募り、ある程度の金額に達したので送ろうと思ったら
経営者の方が、いま義援金届けに行っても「目立たないから」
もう少し後にしなさいと注文が付いたようだ。
余りにも売名行為というのか、職場の名前のPRに義援金を
使っているのがミエミエ!本来の趣旨から離れている行為に
がっくりきたが、経営者としてはまともな考えだろうと納得して
しまう自分もいる。
目立つ、目立たないじゃなく、義援金は何度出してもいいのだから
何回も届けようと言える人になりたいものだ。(理想)