先日、ガラス絵の中村ヤエ子さんとの二人展が終了しました。
会期中は5日間毎日館山の沼にあるヤエ子さんのお宅へ通いました。
この地に来てから「何処どこへ通う」など、皆無な生活になっていたので
久しぶりに快感でした。
琥珀といえば、デパートのジュエリー売り場の奥にあるガラスのショーケースに鎮座
しているような姿を見かける方が多いのではないかと思いますが(私もかつては
そのような琥珀の研磨の仕事に携わっておりました)いつの日か自分のライフスタイルに
似合うようなもっとカジュアルなデザインにできないものかと思うようになりました。
現在制作している琥珀のアクセサリーは、大好きなシルバー925とタイの少数民族カレン族の
シルバーパーツを組み合わせることで、自分のスタイルができあがりました。
琥珀の研磨は原石のかたまりを切断機でカットしてから、表面が丸みをおびた形では4工程
多面体カットでは3工程かけて仕上げます。その後は穴を開ける作業に入りますが、ここで
割れてしまうことがあるので慎重にはこびます。
そして最後にペンダント.ネックレス.ブレスレットなどに組みあげて行きます。
最近ではハットピン.ピンブローチなどのレパートリーが増えました。
琥珀は三千万年~四千万年前の樹液の化石です。
ひとつひとつの中に、太古の時代の記憶が封じ込められていると思うと
とても貴重で不思議です。 琥珀の輝きをぜひご覧下さい。