たとえば模型道楽

1/48 P-38L

モノグラムです。組説には1966年と有り、前世紀の遺物間違いなしだし、今さらこれにどれだけ手間を掛けるかという現実的ジレンマも有るが、出来ると懐かしい、昔はそれこそ拝んだモノグラムのP-38だ。デカールはスーパースケール、当然マイクロ時代から有るやつ。

ハセガワのP-38の箱にばらばらで入っていた作りかけを見て、青春時代の思い出が蘇り成仏させてやりたくなった。当時、今でもか、大変意欲的な内容で、機首のパネルと風防オープン、偵察、パスファインダー、夜戦にも出来る仕様だが当然隙間・段差はそこら中に出来るし派生型は相当切った貼ったをしなければ作れない。表面の筋盛り、リベットのは当時のスタンダード。今風にしようとすれば掘り直しなのだろうが、面倒だし(これが一番)他の部分とのバランスが取れそうもないし(この辺から言い訳がましくなる。)何よりモノグラムらしくないし、要は何もせず済ませた。ただ、塗ってみるとリベットのモールドが尖り過ぎで見た目に刺さるので#1000で軽く丸めてやった。

パネル開が売りの機首だが、今となっては見せても仕方がない程度の中身だし開けて固定するのも難しそうなので潔く塊にしてやる。モノグラムさん、ごめんなさい。それにしても、けっこう大変だった。おや、ピトー管が曲がっているけれど、モノグラムの取り付けはしっかりしているのでこの後ぎゅっと曲げて修正出来た。

どうもトレッドを入れる都合で変な形になったらしいタイヤは、飛ばした都合余ったハセガワのそれに交換。シャフト径は同じだった。足回りには脚庫の扉という関門も有って、らしく付けようとすると接着面がほとんど取れない。プラバンで足を付けたり、だましだまし固定した。とは言えしっかりキチンと組める脚柱はさすが。尚、主脚は後付けできるようしておいた。

ハセガワでは位置を決めるのが大変だったブームは水平尾翼との組み合わせでうまく収めるようになっている。この辺のアレンジはモノグラムの勝ち。

P-38で一番の悩みはおもりだが、最初からあきらめた。おかげで、取り回しは大変楽だった。代わりに乗降用ステップに手元に有った0.8mmの光ファイバーを接着しスタンドとした。かなり微妙なバランス、ねじれに弱い、だが十分使えた。微妙故、接着せず胴体に仕込んだ引っ付き虫に押し込んで有るだけ。ハセガワのステップは本物通り華奢なのでこの手は使えないかも。

閉めるのが大変そうなので風防は開。サイドウインドウは下げても上の枠がはみ出ているのでそのように。跳ね上げ式上部キャノピーがしっかり付けられるようにと大きなヒンジが用意されているが、あまりに目立つので実機写真を見ながら枠の調整など、ちょこっとやってやった。キャノピーの切り欠きが大体枠兼ヒンジの大きさなのでプラ板をはめ込んで接着面も確保した。

マイクロのデカールは当然つじつまが合わない所が有ったりしたが、その辺は臨機応変、おおらかに。なにしろ、どっちも博物館級の代物だからね。

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