行きがかり上艦橋周りをこつこつやっている。ブリッジ中央の一段高い所はコンパスプラットフォーム、ここに当直士官と見張りが常時出張っているはず。さすがに吹きさらしのオープンデッキには辛いものが有るからここの周りにはパイプ枠に防風キャンバス張りの囲いが有る。ここは真鍮線で作り直しだ。キャンパスは得意のティシュの予定。前方の壁も英海軍仕様だとアズテックコンパート脇にだけしかなく、残りはパイプ手すりに防風キャンバス張りなのだが、この船はウイングの端まで隔壁が付けられている。と言う訳でプラ板総動員でシルエットが似るよう自作。さて、レーダーを付けるどうかなと見てみると、アンテナが納まるランタン室が巨大かつ「ランタン」しすぎだ。仕方が無いからこれもプラ材で何とかする、まだ途中なのはガラスの組み込み方思案中故。
プラ板工作がメインとなる工程、まずはエバグリーン等の寸法が出ている素材をどんどん利用するのが常道。それでも寸法を取って切り出す場面は多いので、15cmの金尺、小型のスコヤ、罫書き針、デバイダー、三角定規、鉛筆位は有った方が良い。デバイダーは英式と独式が並んでいるが私は何かと融通の効く英式が使い易い。スプリング(独)式の方が理屈では微調整が効きそうで精密そうに感じるが所詮あわせるのは肉眼、片手でさっさと動かせる機構の方が好きだ。勿論、場所によっては使い分けなければいけない事もある。
ノギスも有るに越したことはないかな。有ればもっと便利なのはとノギスの片足に罫書き針を貼り付けた奴。これは鉄道模型の達人の知恵を頂いたもので、私は樹脂製ノギスの足をちょっと削って罫書き針を貼ったのを長年使っている。こば口に沿わせて罫書くと任意の寸法で平行線が引ける。小型のプロトラクター(任意の角度がケガける。)も買っては見たが、これが物を言うような緻密な工作には縁が無い様であまり出番は無い。