今や、過去のキットになったタミヤのP-51D。これも、当時あれこれ言われたはずだし、今でも言いたくなる所が有るキット。エア、エデュを作ったので落穂拾いのつもりで。
嫌な所はキャノピーの分割。透明部品とフレームが実物と同じなので接着が難しい。風防も同じで今時の模型では胴体の一部まで透明部品にして(エアフィックスのように)接着部の処理がやり易くなっているのだが、これは実物と同じ分割。どうしたら綺麗に付けられるのか悩むこと間違いなしなのだ。
昔どうしたのかは忘れてしまったので今回はキャノピーとフレームをタミヤの削れる瞬間で点付けして、同じもので外側から固定・整形して塊にしてある。風防は胴体ではなくキャノピーに接着した。やっぱり、ちと隙間が気にはなるか。
それと、B型もそうなのだが、プロペラのカフスが太すぎるのでエアフィックスを見ながら気持ち細身にしてやった。あーそうだ、エアフィックスを見て気が付いたのだが一番内側の機銃は給弾シュートをかわすためか、その分後ろに付いていて、結果銃身が見えないのでそのように。今頃気付くとは、とほほ。後、椅子の形が奇妙ではある。
レベルの1/72で赤かった、ギラーさん搭乗機にした。当然、赤くはない。箱絵が良い感じだったのでRAFグリーンで。純正デカールはぴったり合う。付属のマスキングシートも便利この上なかった。
無塗装部はいつものタミヤのTS17スプレー缶。AS12よりアルミっぽい仕上がりになるので好きだ。で、翼のアルミラッカー塗りはAS12を塗って少し風合いを変えてみた。多分、ネットの絵では判らないが実物は良い感じ。ピカピカ、メッキ調よりはこっちの方が好きなのだ。キャノピーとかプロペラとか有るが何とかなる範囲なので、手に入り易さ、作り易さと値段を考えれば、やっぱり捨てがたいキットかな。