フジミのフォードGT40、2台。古いキットだが、実車への愛が感じられる出来だし、他には無いはず。車高が40インチなのでGT40。何とも味気ないが、アメリカらしくてよろしい。恰好良いね、この姿。
しかし、これも隅から隅まで難しかった。昔、野村さんの作品 (https://www.swash-design2.com/books) を身近に見る機会が有ったせいも有る。いわゆる、眼高手低のあがき。もっともあっちはプロだから、真似しようとしても、どだい無理なのだがね。
黒い方が、GT Mk.2,66年ルマン優勝。ガルフブルーが、GT40,68年ルマン、順位は知らない。多分リタイア?もう少しまじめに調べろよ。何はともあれ、完成させると良い雰囲気になり、これだから模型道楽は止められない。今時の模型と違って見えない所再現してないのが、潔くて嬉しかったのも有る。値段も今時では考えられないほど安く、2台買ってもカミさんの顔がよぎるような事は無かった。ちなみに、黒の2番のデカールが一番高かった。
例によってデカールが無くて2台共棚に上げていたが、映画のおかげでMk.2のそれ(Syunko)が再販になっていたので再開。黒に手を付けたら水色も気になって同時に手を付けた。こっちはデカールが無かったのでオレンジとゼッケン白丸は塗った。68年優勝の9番が人気なのだが鼻先の塗り分けが難しいので、塗り易い10番に。ガルフブルーとオレンジは調色。ブルーは微妙な色で難しかった。後、フジミが偉いのはカーナンバーが3台分入っていること。助かったぞ。
扱い難いウレタンとかは使いたくないし、研ぎ出しも勘弁して欲しい方なのでクリア吹きっぱなしで。最後にシンナーを吹くと随分綺麗になるのだが、でこぼこした所等うまく回らない場所、図らずも飛んでしまった場所等は思惑通り行かない。そこは、まー、いいかで済ませた。重宝したのはハイグレード模型用セメダイン。水性で塗料を痛めない、適度な粘度、糸を引かない、結構丈夫で使い易かった。ドアノブとかヒンジの色分けはハセガワのミラーフィニッシュを貼った。塗るより楽。
久しぶりの自動車連作、試行錯誤ばかりでくたびれたが楽しめた。綺麗な模型は出来ると嬉しい。