色々出てる、ハセガワの2002。地味なのが多い中、いかにもラリーな塗りなので購入。めでたい色味なので正月にデビューかな、と作っていたがなんともトホホなキットだったので、今頃、ようやく完成。新年早々ブツブツ言うのも何だが、褒め殺すよりはましだろう。
箱開けてまず唸るのがデカールの色。屋根のチェッカーが付いているがマゼンダ強すぎで箱絵、横の完成見本の色とまったく違う。模型屋で立ち読みしたら相当迷うぞ、これ。仕方が無いので塗ったが、何のためのデカールなの。そうか塗装用テンプレートか。
屋根までは気合入っていたがボディーに白デカール貼ったら,やっぱり見事に透けて一気にやる気喪失。あーあと思いながらも進めていくと、ボディー半ばのモールは位置決めの隠し穴も無く、裾からの寸法も無いのにテープをガイドに貼れ、との事。塗装済みのボディーにただ貼れは無いよ。せめてダボ穴だ有れば裏からちょっと接着剤流せるのに。ここは、マスキング用にダイソーで買った剥がし易い両面テープが薄かったので、これで貼っておいた。ちなみに付属の塗装図は原寸ではない。
モンテカルロラリーらしさである4連フォッグランプは何処かからの流用部品らしく、4連ランプを根元から切り取り、メッキ部品のバンパーに、糊代が少ないけど気を付けて付けてね、との組み立て指示。当然有るべき取り付け位置の当たりすら無い。「く」の字型のバンパーなのに正面図だけ見て、「気を付けて」は無いだろう。ここは平面図に寸法も書けよな、と思わず語気が荒くなる。
フォッグランプは「く」の字型のバンパーに微妙な角度で4個付くから、穴開けて、ピン立てての定石通りでも出来ないことは無いが揃えるのが大変そう。次善の策でステーを残して2個ずつにし、丸いステーを半丸に削ってバンパーに貼った。これで糊代もずいぶん稼げたし位置決めも楽だった。
文句ついでに、ライトのレンズは曇っているし、メッキモールのゲート位置は作る事考えて無いし。限定と称してこんな詰めの甘いキット売るなよ、ともう一度吠えておく、寅年だし。
文句たらたらで作ってはみたが、2002自体は恰好良いね。この塗りは特に好き。ハセガワの車、作り難かった古いランチャ等からの進歩は無いようだ。ところで、エアフィックスが1/48のアブロ アンソンを新規で出すとの事。へー、さすが、でもクラエアで楽しんだから見送りだな。1/72で新規ハンプデンが欲しかったのだが。