ふと思いついて気に入ってしまったタイトル。ドイツ戦車の場合派生型は普通、ハーフトラックに至っては基本型より派生型の方がでしゃばっている風情なので、珍しいわけではないのだがこんなマイナーな形式が揃うなんて、との思いから。
タミヤの2号戦車とは違う2号が有ったなんてことは当然知らなかったのだが随分前に、アラン、ICMと発売されたので、ついICMを作ってみた。一方、アランは例によって派生型攻勢で火炎放射型、対戦車砲搭載型を発売、見境もなく買って積んであったもの。情けないことに実物の都合を知ったのはアハパンを買ってからで、開発に手間どり完成即陳腐化した軽戦車、捨てるのはもったいないので火炎放射型としたがこれも短命、えいやとばかりソ連から分捕った対戦車砲を乗せてみたら結構重宝した、めでたし、めでたし、という話らしい。尚、38t戦車にも同じような自走砲タイプが有りタミヤの好キットに恵まれている。
ICMの元祖軽戦車は随分前に作ったので苦労の種がどこに有ったかすっかり忘れてしまった。比較的良い出来だったとは思うがタミヤのようなつもりでは組めないのは確かだ。この頃はジャーマングレーは青っぽい方が格好良いと思っていたので、そのように塗ってある。キャタピラは得意のカステン。ざっと見ると、ジャッキは自作の複製品のようだが他の小物はオリジナルが使えたようだ。
我ながら面白かったのは車体下部の汚し具合。以前は実に上品に抑えていたのに最近は大胆に色付けしている。どうも、撮影用のいい加減な地面を使い始めてから厚化粧になったようだ。戦車の模型はどの時点で完成とするかが決め難い、いくらでも足そうと思えば足せる所が鬼門かもしれない。単に計画性が無いだけか。次は火炎放射型。