http://www.mscollection.net/ の駅。よろず屋などのシリーズの一つ。結構な値段なので迷ったがここのは裏切るまいと買ってしまった。まだ完成していないが手なりならば後一息のはず。
設計者が違うせいか、大変作り易い構成だ。外壁が自分で切り出した下見板を一枚づつ貼る造りではなく、紙に彫刻(?)してあるので面倒くささが大幅に減っている。その代わり、モルタルと木壁が同じ色になってしまうので、ここは塗り分けたてやった。あまり見えないが内部も同じ。
木部の色味に迷ってしばらく棚上げ状態だったが、結局、クレオスのウエザリングカラー、紙なので水性は使わない、で明るめに染めてやった。汚すと暗くなるので明るめが良いと思う。見えなくなった板目は細いペンで書き入れる。
大変判り易く丁寧な組説に従って壁を貼り合わしホームに載せると、おー組めるのねと感激。補強の木組みが無いけど丈夫でキチンと箱になる。窓大きいし、改札とか出札窓口がきちんと再現されているし、がらんとした内部を何とか出来ないかとあがきたくなるのがモデラー。実際、屋根を付けてしまうと中はほとんど見えなくなるのだが、ここは久しぶりに遊んでみるかと、色々調べ出すと、もう泥沼。承知の上だが、あまり賢くないな。
このキット、国鉄1号駅舎のプランを上手に小さくしてあるようだ。実物のプランを見ると休憩室は畳か。更に列車交換駅にするつもりなので通票閉塞機(大きくて赤くので目立つかもしれない。)も置きたいし、出札口には椅子が欲しいし、事務机も、ロッカーに物入れも、水屋も有るぞ。あーキリがない。
この辺のマニアックな小物はエコーモデルが出しているが、本家から買うよりも「さかつう」で買った方がカードで払えて手軽だ。どんなもんかと頼んでみたが、電話機なんか執念を感じさせる大きさと出来であったのであった。急に口が回らなくなる位の衝撃だったのだよ。鉄道模型、恐るべし。
通票閉塞機、椅子、事務机はプラバン、畳は残り物の紙等を駆使して自作。ぜったい作れそうもない(見えそうもない)電話とか水道栓などを購入。値段と届いた物のボリュームを単純に比較してはいけない。モールドは綺麗、バリは無いし自分でやるのは無理そうなゲート処理は済んでいるし、塗るの面倒な奴には塗装済が用意してあるしで至れり尽くせり。しかし、ここまでやるのかねー(嬉しそうに買っておいて。)とも思ってしまったのも事実。
完成出来るかどうかは微妙なのだが、建物が溜まった都合、600X900のナローレイアウト建設を始めてしまった。それにしても篠原模型が廃業してしまってレールが手に入り難くなったりで、恐るべしき鉄道模型でさえも前途不安なのかな。
何はともあれ、良いお年をお迎えください。