銀座平野屋女将日記

銀座平野屋210年のあゆみと老舗女将の嫁日記

小さな美術館ー帯留ー(その3)

2018-10-20 | 日記

  

銀座平野屋には普段お客様の目にはふれないけれど、

素敵なものが数々ございます。

 

それは江戸からの粋を伝えるものであったり、

先人の技や美を伝えるものであったり様々です。

その中で銀座平野屋には、職人の技が光る逸品がございます。

 

 

先に『小さな美術館ー帯留ー(その1)』で銀座平野屋に伝わる刀装具からの帯留めを、

小さな美術館ー帯留ー(その2)』で銀座平野屋に伝わる色々な素材で作られた帯留を

紹介させて頂きましたが、

本日は前回ご紹介しきれなかったものを第3段としてご紹介させて頂きます。

 

 

『帯留』木台に螺鈿の蒔絵。漆の彩色がほどこされています。横4.3×縦3cm

 

 

『帯留』とんぼ玉を使用した帯留。このとんぼ玉も古いものを使用しています。

とんぼ玉の直径1.5cm。

 

『帯留 菊』材質:珊瑚 横4.7cm×縦3cm

菊の花(ピンポンマムですね)や葉の立体感が見事な作品です。

秋の装いにぴったりですね。

 

『帯留 百合の花』素材:珊瑚  横5.4cm×縦2.8cm

百合の花。花の筋や花粉の部分までの細かさといったら!

 


 ご紹介してきたように、帯留は色々な素材で作れられているのも

魅力の一つです。そこに意匠やアイデアを技術を盛り込む職人さんの

素晴らしさが、少しでもブログを通してお伝えできれば嬉しいです。

 

 

その2)(その3)でご紹介した作品は、今から少し前の時期に作成されたものです。

少し前の時代の職人さんの素晴らしさもさることながら、

現代の職人さんの素晴らしい作品もたくさんございます。

そのご紹介はまた機会がありましたら・・・

 

 

 



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