銀座平野屋には普段お客様の目にはふれないけれど、
素敵なものが数々ございます。
それは江戸からの粋を伝えるものであったり、
先人の技や美を伝えるものであったり様々です。
その中で銀座平野屋には、職人の技が光る逸品がございます。
先に『小さな美術館ー帯留ー(その1)』で銀座平野屋に伝わる刀装具からの帯留めを、
『小さな美術館ー帯留ー(その2)』で銀座平野屋に伝わる色々な素材で作られた帯留を
紹介させて頂きましたが、
本日は前回ご紹介しきれなかったものを第3段としてご紹介させて頂きます。
『帯留』木台に螺鈿の蒔絵。漆の彩色がほどこされています。横4.3×縦3cm
『帯留』とんぼ玉を使用した帯留。このとんぼ玉も古いものを使用しています。
とんぼ玉の直径1.5cm。
『帯留 菊』材質:珊瑚 横4.7cm×縦3cm
菊の花(ピンポンマムですね)や葉の立体感が見事な作品です。
秋の装いにぴったりですね。
『帯留 百合の花』素材:珊瑚 横5.4cm×縦2.8cm
百合の花。花の筋や花粉の部分までの細かさといったら!
ご紹介してきたように、帯留は色々な素材で作れられているのも
魅力の一つです。そこに意匠やアイデアを技術を盛り込む職人さんの
素晴らしさが、少しでもブログを通してお伝えできれば嬉しいです。
(その2)(その3)でご紹介した作品は、今から少し前の時期に作成されたものです。
少し前の時代の職人さんの素晴らしさもさることながら、
現代の職人さんの素晴らしい作品もたくさんございます。
そのご紹介はまた機会がありましたら・・・
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