[おしらせ]銀座平野屋Hpものこちらです→★
インスタもやってまーす。
おはよう御座います!
珍しく昨夜からの連投です。
前の記事の続きですので、早速スタートです!
ちょっと珍しい、鎧の部品ともいうべきものが、資料として銀座平野屋にはあります。
札(さね)に彩色した正絹の糸をひと穴づつ通したものを縅(おどし)と言いますが、
その一組を使って、
前回ご紹介した銀座平野屋の代名詞の『鎧バッグ」は作られています。
これが縅(おどし)です↑
↑裏面が見えるのはこちら。
ちなみに『札(サネ)とは縦長の楕円形の板』のことです↓
そして縅とのつなぎは型染した鹿革(印伝)を使います。
この縅を作れる職人さんはほとんどおらず、今や貴重品となっています。
日本国内は勿論海外でも注目される逸品です。
鎧バッグと同じ技巧で作られた『御守り入れ』。
(前の記事参照)
こちらは札(サネ)に1つづつ刺し後ろは漆を塗って1段目を仕上げ、
2段3段と1つづつ刺して作られています。
いずれにせよ、根気強い作業が必要な技術の集大成です。
大谷翔平選手がエンジェルスの兜を撫でた映像を見た時、
大谷選手の心意気と、職人の技術が詰まった鎧の素晴らしさが
世界に配信されたと嬉しく思いました。
大谷選手には、もっともっと兜をかぶってもらい、
日本の伝統の技の素晴らしさを広めてほしいなあ。と思います!