3日、節分の日。
宇都宮動物園に行ってきました。
もう何度も訪れていますが、年が明けてからは、初めて。
お目当ては、もちろん“トラ”たちです。
アムールトラの「チグ」「アズサ」、ホワイトタイガーの「アース」。
特に、いちばんは、エサやりのときに見せてくれる、チグちゃんの“ジャンプ”です。
この日も、朝早く家を出発し、無事に「猛獣のエサやりチケット」をゲットしました。
アズサちゃんは、エサやりの“お肉”には、まだあずかれません。
様子をみて追い追い…ということです。
エサやりの時間。
ライオン、ホワイトライオンの仔ライオン、チグちゃんの中から選べるのですが、私たち夫婦は、もちろんチグちゃん。
期待を込めて、その瞬間を待ちます。
飼育員さんによれば、チグちゃんは食べ物にあまり執着しておらず、それよりは“触ってほしい”と甘えが先にたつようです。
飼育員さんに甘えだしてしまうと、ジャンプ見たさにエサを高い所に掲げても、なかなか食いつかなかったりします。
それでも、飼育員さんの誘導で、いったん目標を定めると、やはり、すばらしいジャンプを見せてくれました。
エサやりは、一人2回できるので、いつかは、チグちゃんとアズサちゃんに1回ずつあげられたらうれしいです。
この日、もう一つ、お目当てがありました。
飼育員さんのブログを読み、猛獣同士の関係をちょっと見たいと思っていました。
アースは、獣舎が単独で、ほかの動物を気にすることもなく、自由きままです。
▲マイペースなアース
チグちゃんとアズサちゃんは獣舎が隣り合わせ。
メス同士ということもあり、微妙な“トラ模様”が展開されているようです。
そこに、メスライオンの「オーブ」が加わり、興味は尽きません。
猛獣舎は、チグちゃんをはさんで向かって右がアズサちゃん、左がオーブのいるライオンの獣舎です。(ライオンは3頭の家族が、一つの獣舎にいます)
こちらでは、獣舎と獣舎の境が、すべて壁ではなく、2m程から上は鉄格子になっています。
また、壁の奥の下の部分には、小さい鉄格子がはまっていて、そこから隣りが見える構造になっています。
飼育員さんのお話やブログによると、アズサちゃんはチグちゃんにとても興味をもっているようです。
確かに、身体を目いっぱい伸ばして、チグちゃんの獣舎を上からのぞき込んだり、下の鉄格子からチグちゃんをのぞいたりしています。
それに、チグちゃんにいつでもあいさつを欠かさないのだとか。
でも、チグちゃんはアズサちゃんに「シャー」と威嚇してしまうようで。
▲お隣りのチグちゃんの様子をうかがうアズサちゃん
▲アズサちゃん&肉球
飼育員さんが言うには、アズサちゃんはお母さんトラが育てたトラで、チグちゃんは人間が育てたトラ。
その違いだということです。
人間に育てられたチグちゃんは、人が大好きな分、同じトラに対しては身構えてしまうのでしょうか…。
でも、アズサちゃん側の壁の辺りを行ったり来たりしているし、下の鉄格子からアズサちゃんをのぞいているときもあるようで。
チグちゃんの本当の気持ちはわかりませんが、アズサちゃんへの威嚇がなくなればいいなと思います。
◀アズサちゃんが気になる!?
▲チグちゃん&“ウンチ” (きれいな黄色。金運がアップしそう)
そして、メスライオンのオーブが登場します。
飼育員さんのブログによると、チグちゃんはオーブが好きだとか。
オーブの気持ちはわかりませんが、どちらも下の鉄格子から、相手の様子をうかがっていたりします。
▲オーブ(左)とチグちゃん。お互い、気になる存在。
のぞこうと思えば相手をのぞける造りですから、隣りが気になるのもうなずけますね。
獣舎間の鉄格子、特に下の鉄格子では、様々な動物同士のお見合いが繰り広げられているようです。
それにしても、ここの猛獣たちは、身体を伸ばして、上から相手をよくのぞき込んでいます。
見ていると、なんだかおもしろいです。
▲隣のホワイトライオン(仔ライオン)2頭をのぞき込むオーブ
今後も、この3頭から目が離せません。
この日、こちらでは、サル山で、“節分の豆まき”が行われました。
飼育員さんがのお面を着け、登場!
お子さんたちも大喜びで、大盛況でした。
▲走り回って豆を拾うおサルさんたち
その時、参加者全員に“お守り”が配られました。
「ゾウ」の“うんち”で作ったものだそうです。
ゾウのうんちを細かくほぐし、紙漉きのようにして繊維を抽出し、紙を作るとのこと。
この動物園にいる「宮子」というゾウのうんち100%の紙で作られた、ここでしか手に入らない貴重な“お守り”。
いくつか種類があって、私は「健康」、主人は「金運」を選びました。
▲左が主人、右が私。ほんわかして、かわいい
今回は、おみやげを買いました。
前から欲しかったもので、トラの「ティッシュケースカバー」です。
以前に来たときは、ホワイトタイガーのものしかなかったのですが、黄色いトラのものがあったので、買ってしまいました。
トラのグッズというと、かわいく作ろうとするせいか、トラからはかけ離れたものがほとんどですが、これは、本物に近い感じで、即決めでした。
用もないのに、一日に何度もながめています。
この動物園には毎日でも来たいところですが、また行ける日を楽しみにして、それまでは、これで“トラ”を堪能します。