わたし、必死なの。
余裕ないんだ。
あの子には、寄り道している時間もない。
真っ直ぐにたどりついてくれないと。
いつか、
八方ふさがりの状況になるのは、
予感してた。
赤い塩の塔が、
四方に立っていて、
わたしを進ませない。
でも、確かな予感があったから、
わたしはそれらを、蹴散らして進むだろう。
焦りも情熱も、いっしょくたに燃やすだろう。
一度、底までたどり着くのも、
一興かもね。
あざ笑ったらいい。
愚かしいわたしを。
わたしの強さを思い知ったら、
立ち止まるのは、
あなたの方。
2013、07.25