☆小説 「羊の群」続きです~
※表紙おかりしましたm(__)m
「俺は今自分のいる世界に絶望しているわけではない。
現実からの脱却のために君を知りたいと思っているのでもない。
前にも言ったけどそれを捨てる勇気もないんだ。
ただそこには真実もない。それだけはしってるつもりだ。
作られた偽りの形に閉じ込められ、息が詰まっているにもかかわらず、誰も抗わない世界が、俺の世界だよ。
・・・・」
・・・・・・・
「この真実を君に言うべきか迷っていた。
おそらく君は自分の気持ちに気付いていなかったろうから。
君のそれはこれから生きていく上で、辛いだけで、出口もない。知らなかった方が余程楽だったろう。
でもそれが真実なら逃げないでくれ。そして乗り越えて本当の自分を手に入れろ。
対面も、形も、他人の目も、自分の邪な欲望からも解放されたとき、そこに答えがあるはずだ。
君なら見つけられるし、到達することができる。」
・・・・・・・
・・・・・・・
「男女に関係において『恋』と『愛』とは存在のあり方が違うのではないでしょうか?
恋が障害において燃え安定において冷めるものなら、愛は、人間の孤独から生み出され、人間の孤独によって育てられてゆくのではないかしら。
とはいえ本当のところは、私にもよくわかりませんわ。恋と愛の違いだなんてとても難しくて。
ただ一般論として申し上げたまでで恥ずかしいですわ。
それに孤独とは多分、知能の高さや感性の違いによっても、感じる度合いがそれぞれに異なるのでしょうから。
ともすれば、どんなことにも慣れってありますでしょう?慣れてしまえば孤独だって、そう悪くないかもしれませんわ」
・・・・・・・
※許可のもと一部を抜粋させていただいてます。
☆「真実」と「孤独」に関してそれぞれ別のシーンにてそれぞれ違い人ととの会話を載せてます。
一番冷静に見なければ・・・考えなければならないことなのに・・・
一番避けたいと思ってしまうのは・・・
私だけ???
なんちゃってね~
最後の最後まで向き合いながら・・・
考えていきたいテーマかもしれないな♪
かみ合わない母と・・・こんなことをトークしたりしてます♪
※雨の降る前の近所の夜桜🌸
素敵な週末を☆彡
☆小説 「羊の群」
※表紙:画像おかりしましたm(__)m
「人は恋に恋し、虚しい芝居を繰り返すだけさ。
強欲の人間に自分よりいとおしいものがあるものか。恋など自己満足の押し売りさ。偽善にすぎない」
「可哀想なお兄さん。
人が人を愛するということは本当に素晴らしいことよ。誰も愛せないお兄さんには所詮わかりっこないわ」
・・・・・
「愛が、相手の過ちを許し何の報いも求めないで与え続けることができるというなら、俺は信じるよ。
だがそれが本当に可能ならな」
「人間はそりゃ失敗もするけど、人を好きになるときはそうやって頭で計算し理屈でするものではないわ。
考えるのではなく心で感じるものよ。だから自然と相手にも優しくなれる。
残念なことに、この家には全く存在しないものだわ」
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「俺は当てにもならない人間を信じたりしない。ましてや移り変わりやすい心などにすがるのはごめんだ。
人間なんて、自分以外誰も愛せやしないさ。自分の感情でさえ支配できやしないんだからな。
いつか必ず自分が、愚かなピエロであることに気付く時がくる」
※近所のモクレン♪
☆小説の一部をご紹介させていただきましたm(__)m