本格的な収穫前、今年の地上の星(玉ねぎ)はとう立ちがありません。
5月26日曇りのち雨。もうすぐ玉ねぎの収穫ですが、今年の玉ねぎはとう立ち(ねぎ坊主)のものが1個もありません。(とう立ちとは花芽分化と言って植物が子孫を残そうとして花が咲くことです)
例年ならば作付けした玉ねぎの1~2割はとう立ちして不良玉ねぎになります。
玉ねぎを60年以上栽培してきた高齢の父親に理由を尋ねましたが、判らないとのことでした。
私なりに考えてみました。
今年の玉ねぎ(中生)は昨年秋の種まきが約半月遅く、苗の植付けも例年の11月より遅い12月に行いました。また、苗の大きさ・形状も良い苗の見本に近いものだけ植えました。
JAの農業塾で先生から①玉ねぎの苗を1日の平均気温15℃以上の高温時に植えたり、②苗の大きさ・形状の悪い見本のものを植えると、花芽分化してとう立ちする確率が高いと教わりました。
考えました結果、今年の玉ねぎのとう立ちしたものが1個も発生しなかった理由は、農業塾の先生から教わった①、②のとう立ちの条件から外れたためと思います。早生品種でなく、中生品種を選んだのも良い方向へ影響したと思います。
次年度の玉ねぎも今年のやり方で栽培して、とう立ち防止しようと思っています。
とう立ちのない玉ねぎ畑の写真を添付します。
とう立ちのない玉ねぎ
2020年5月23日撮影