モノクロの写真に色のついた格子の線を加えるだけでカラー写真に見える画像(上の写真など)が話題になっていますね。
一見カラー写真に見えますが拡大すると確かにモノクロ写真です。
じつは人間の目には、モノクロだけど高感度かつ高解像度な光受容体と、感度も解像度もそれほどではないが赤、緑、青のそれぞれの波長を見分けることができる光受容体があるんですね。
つまり、もともと人間の目は高精細なモノクロの映像に、低解像度の赤、緑、青の色成分で色を付けるというようになっているのです。そこで、解像度の足りない色成分は脳内で補完して、あたかも高解像度のフルカラーで見ているように錯覚しているのです。
たとえばアナログ放送のテレビもこの原理を使ってカラー放送をしていました。アナログのテレビ放送は最初モノクロ放送でしたが、のちにモノクロ放送の情報の上に少ない情報量でカラー成分を送って、テレビ受像機の中でモノクロテレビの画像に色を付けるという方法を行っていました。
また、カラー写真がなかった時代に、モノクロ写真のうえから薄く色を塗ることでカラーの絵ハガキにして売っていたそうです。これも、精彩に色を載せる必要はなく、肌色や着物の上にそれらしく色を塗るだけでフルカラーの写真に見えるというわけです。
さて、最初の写真に話を戻すと、モノクロ写真の上にまんべんなく色を載せているわけではなく、色のついた格子模様を載せていますね。
この格子模様の色によってその周辺の色の見え方が影響を受ける錯視を「色の同化」といいます。
下の画像がわかりやすいですね。
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Template design by Nikukyu-Punchより
この画像のaのオレンジ色と、bのオレンジ色はまったく同じ色(ともにカラーコードでいうと#FFCC00)なのですが、bのオレンジ色の方が赤っぽく見えますよね。
この原理を応用したのが、ミカンを入れる赤い網の袋です。ミカンの色が網の赤色のせいで、より赤みがかったおいしそうなオレンジ色に見えるというわけです。
PasocomMini PC-8001
上記の写真は、40年前にNECが発売したパーソナルコンピュータPC-8001にしか見えませんが、なんとこれはPC-8001生誕40周年を記念し、ハル研究所が開発したミニチュアの「PasocomMini PC-8001」なのだそうです。
写真で見る限り本物そっくりですが、なんと手のひらサイズの超小型。細部の仕上げもよくできていて感心します。
こんなにちいさい。これで本物のN-BASICが走るのだから驚く
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が、驚くべきはなんとこの小ささで本物のN-BASICが走るということです。これはもう、学校でのプログラム教育用に導入してもいいのではないかと思ってしまいました。
しかもHAL研究所が出していた、「PCG:プログラマブルキャラクタージェネレーター(文字の形をユーザーが定義できる拡張ユニット。当時、ハル研究所が開発・販売していた)」の機能まで搭載しています。
往年のカセットテープに記録してあるソフトもWAVファイル化すれば、コンバート機能があるので読めるとのことですが、残念ながら今はもうカセットテープも捨ててしまって手元にありません。
もちろんもうPC-8001用のソフトなんて売ってるなんてこともありませんから、自分でプログラムを打ち込んで使うしかないのかな、と思いましたが、なんとかつてのゲームソフトを16本も内蔵していて、簡単に呼び出して遊べるようになっているそうです。
実はこのシリーズとして、2年前にミニチュア版の「PasocomMini MZ-80C」がおなじくHAL研究所から売り出されていたのです。これです。
PasocomMini MZ-80C
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私はコアなMZ-80ユーザーだったので、ぜひ欲しかったのですが、BASICがSHARP版ではなくSmileBASICだったので見送ったんですよね。
しかし今度は本物のN-BASICがそのまま載っているとのことで実用性も高いですし、PC-8001のミニチュアとしても完成度が高く、小さいので置き場所にも困らない。これはぜひ欲しいと思いました。
ところが残念ながらなんとNECのパソコンのおまけとしての提供で、一般販売はしないそうなんですよ。
キャンペーンが終わってからでもいいので、ぜひ一般販売をして欲しいですね。
PC-8001がこの完成度でできるのであれば、ミニチュア版PC−8801やPC-9801なども期待しちゃいます。
それからできればMZ-80C版の方にもぜひ、SHARP-BASICを搭載していただきたいと思います。
最近、綿菓子というと多色のカラフルなものや花のような形にした派手なものが話題ですが、京わたがし『JEREMY&JEMIMAH』(ジェレミー アンド ジェマイマ)さんの綿菓子は、ドライフルーツ、ドライハーブ、ドライナッツで飾ったケーキのよう。