『エートルの原曲は「君の存在がなかったら・・・」というような狭い世界。でも曲を聴いて私は広大な宇宙的なものを感じた。そこで、一応意訳だけど、全く自分が作ったようなもの。その後、石井好子先生に資料一切含めてお送りし、評価をお願いしたら「いいね」と言っていただいたので、お稽古をお願いしていたのだけど、亡くなって・・・』と語っていた。『誰も歌っていないし、発表もしていない』と2012年に聞いた。2001年のコンサートで披露したのが初演だったのかも知れない。
続けてグレース眞樹さんが語った。『私はシャンソンの世界には共感できるし、好きだけど、フランス人気質は好きになれない。余りにも個人主義で、日本人的思いやりの心が全く通じない。だから、シャンソンは日本的情感いっぱいになったんじゃないかしら』、『シャンソンはアイロニーの世界ね』と。
いまだにグレース眞樹さんとの約束が果たせていない。もう少し猶予をいただき、きっと形にしたいと思っている。
(2024.8.1. K. K.)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます