天体座標を表示する赤道座標系である赤経と赤緯。
赤緯がdeclinationとするのは分かるとしても、赤経がなぜ right ascension なのか、にわかには分からない。斯く言う筆者も疑問に思いながら調べることもしなかったが、最近、プトレマイオスのアルマゲストを見て分かった。
これは、right sphere の ascenstion だった。
right sphereは直立球で、天の北極が北点に、天の南極が南点にある天球のことで、要するに赤道で見る天球である。
ascenstionは上昇で、地平線から昇ることである。
right ascensionとは赤道で見ていて、天体が1時間かかって上昇した角度=下降した角度を1時間とする経度の測り方であった。
分かってみればこんなもの!
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