荒天の中本部へと赴く朝。身体は重く思考もままならない。ピークタイムを除いた為に座席に座ることはできたが、疲れが取れていないことを実感すると共にまだ火曜日であることに戦慄する。
打ち合わせを終えて教室に行き、通常業務開始。いつもと異なるのは新しく先生が追加されたことだ。負担率は久々に100%をも下回った。超拘束激務から激務成分を少し薄めた形になる。
ところで、私が退職を宣告したことによっていよいよ人手不足は深刻さを増したようだ。上司曰く"危機的状況"とのこと。しかしその危機的状況を招いたのは他ならぬ上司ら自身であることをお忘れのようだ。もはや、知らぬ。
この春の採用の結果次第では上層部が必死で退職を食い止めてくる可能性もゼロではない。上手くいってくれと祈るばかりであるが、こればかりは運であるし求人情報に引っかからないで欲しいと祈るのもまた本音ではある。
しかし他人事ではない。次なるブラック求人情報に引っ掛かるのは私であるのかもしれないのだから。ただまぁ、並のブラックならばせめていつでも辞められる保証だけはあるだろうが。