退職代行サービスの行使による強制退職は功を奏し、月曜日中での退職が成立した。ただし引継ぎを電話にて行うという条件付きで。まあそれでも良い。辞められた事実は事実なのだから。
しかし私の身体は想像以上に疲弊していたらしい。
気力と行動力の喪失、ゆっくり休んで療養ということにしていきたいが、寝るのも食べるのもおぼつかない。帰省当日は3時間ほどしか寝ることができなかった。
特に眠りたいのに眠れない状態というのは状況を深刻なものにさせるのに十分であった。
退職日当日は神経が冴えて何も手に付かず、急にかかってくる電話に怯えて休むこともままならなかった。そして食欲がわかなかったため、せっかく実家に帰っているにも関わらず夕飯を見送ることにした。
本日になってようやく食事にありつけた。
めまいを堪えながらゆっくり食べていると、普段がいかにすぐ食事を終えていたのかがよく分かる。
ご飯を食べてしばらく休み、睡眠も挟むとめまいはかなりましになっていた。
そのまま午後はゆっくりと過ごし、先程夕飯を終えたところである。
今は正直生き延びることが最重要項目である。これを十分達成できずに、次のステップに進むことはできない。
ブラック企業で消耗したエネルギーは計り知れない。完全に縁が切れる日を待ち望んでいる次第である。