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キングストン写真と今後について

2012-06-28 22:11:16 | Weblog
6月上旬に一週間だけお休みをもらってカナダに行ってきました。
これで、永住権申請のプロセスが一通り終わりましたので報告します。
たぶん、永住権とれたと思うんですけど…この期に及んでよく分かっていない(笑)

こっそり、永住権の申請についてどんな手続きをしたのか記事に書いてみました。
長い記事なので細かく分けて、6月27日の日付でアップしてあります。
興味のある方の参考程度にと思っているので、mixiやFacebookには更新情報載らないようにしました。

今後の予定ですが、まだまだはっきりしていませんが、
10月末くらいを目途にお仕事を辞め、11月中くらいにカナダに引っ越そうかなと考えています。
日本にいるのもあと、5カ月くらいかもしれません。

これからの生活に期待しよう、希望を持とうって、いつだって思っていますが、
いまは、日本を離れるのがさみしい><

日本を離れる日がいよいよ現実味を帯びてきて、故郷を離れるさみしさにちょっと動揺しています。
カナダは大好きだし、留学していた時もカナダにいる自分を好きになれましたが、
やっぱり日本で生まれ、四半世紀を日本で暮らした私は、
これからどこに行っても、法的なステイタスがどうなっても、ずっと日本人だと思います。
愛国心とかの問題ではなくて、アイデンティティの問題です。

あれ、なんだかしんみりした方向に…(笑)

つまり、みなさま、よろしければ私と会って遊んでくださいね!
カナダに行く前に!
そしてカナダに行った後もいつだって遊びに来てください!!


では、カナダで撮った写真をいくつかアップします^^
小さいサイズで!
これからしばらく住むキングストンってこんなところ。平和で美しい町です。

カナダ2012年6月

カナダの永住権(ファミリークラス)取得への道 8/8

2012-06-27 20:20:13 | Weblog
審査が無事終了したら、次はランディングです。
カナダに入国して、その際に窓口で手続きすれば、無事永住権が取得できます。

カナダ大使館から送られてきた封筒には、ランディングの時に持って行く書類と、ランディングについての案内と、カナダ移住後の簡単な案内の書類が入っていました。

ランディングには期限があって、4月中旬に審査が終了した私の場合、7月下旬までにランディングせよと指示があったので、約3ヶ月の期間が設けられていると考えられます。
ランディングを期限以内に済ませないと、申請を一からやり直さないといけないと書かれてありました。
また期限は原則延ばせないとも書かれてありました。

さっそく仕事の都合をみて、6月上旬に一週間ほどお休みをとってカナダに行くことにし、航空券を手配しました。
一週間しかお休みがとれず時間がなかったことと、他国を経由したためにややこしい事態になったら…と考えて(たぶん大丈夫だとは思いつつも念のため)、カナダ・日本間は直行便で行くことにしました。

そしてランディング当日、久々の長距離フライトにへとへとになりながら、トロントのピアソン空港にて通常の入国手続きを行った後、その脇にある部屋に行って、審査官のチェックを受けました。

ここもすんなりいかず、ちょっとだけですが引っかかりました…^^;

まず、私が一週間で日本にとんぼ返りすることに不信感を持たれたみたいで、理由を詳しく聞かれました。
私としては現在日本で仕事を持っているし、2か月前に審査が終わったところで急に仕事を辞めるわけにもいかず、キリの良いところまで仕事をしてタイミングを見計らって辞めたいと思っていましたが、その日本人的な(?)感覚を説明するのが難しく、なかなか分かってもらえませんでした。
仕事は何をしているのかと聞かれ、オフィス・ワーカーですと答えれば、「オフィス・ワーカーならば即時辞められるはずだ、普通ならば入国してそのまま永住するのに、なんで仕事を辞めないで、もう一回日本に帰るんだ」と言われてしまいました。

ちょっとムッとしましたが、なんとか説明しないといけないと思い、「学校現場に関する仕事をしています。確かにオフィス・ワーカーで、教師などではありませんが、学校に係る仕事をしている以上、学期を無視して辞めるのは難しいのです。学期制度に合わせてキリの良いところまで働くのが、私の仕事に対する責任です。」という、日本語に直すとなんだか立派にも聞こえる言い訳をしました。
「リスポンシビリティ」という単語が効いた?のか、なんとか納得?してもらいました。

それから、カードを送るので送付先の住所を教えてほしいと言われました。
私はまだよく知りませんが、このカードは永住許可証のようなもの?で、これからカナダで生活するのに必要になります。
定期的に更新も必要なようです。

送付先の住所がカナダ国内の住所でないといけないと言われ、ちょうどタイミング悪く、旦那さんの住所が手元になかったので答えることができませんでした。
この手続き直後からカナダに住むことが想定されているのであれば、日本の住所では駄目なのも当たり前ですよね。

結局住所不明のまま、電話番号にて手続きをしてもらい、送付先の住所は後ほどFAXするようにと言われ、FAXのフォーマットの用紙を渡されました。
旦那さんと落ち合った後、必要事項を書いてFAXしました。

カードが届くのはランディングから6~8週間後とのこと。
今現在カード待ちです。
次に私がカナダ入国する時には、このカードが必要ということなので、旦那さんの手元に届けば、日本に転送してくれることになっています。
手違いなく無事に届けばいいのですが。
最初から最後まで、こういう種類の心配は尽きません^^;


ま、とにかく目の前で書類に審査官がサインをしてくれ、晴れて永住権を取得することができました!!
ホント、長かったです…。



これで大体のプロセスを書き終わりました。

さてさて、これだけ書くと、これから申請される方は手続きの繁雑さにげんなりされるかもしれませんし、ほんとに取得までこぎつけられるのかしらと不安に思われるかもしれません。
でも、大丈夫です!!
きっとこれを読んでくださっている方にもできます!!

私だってできたんですから!
他にも多くの方が取得されているんですから!

私自身も特に帰国子女とか、向こうの大学を出たとかいうわけではなく、英語の能力は日常会話程度です。
特に几帳面な方でもありません。
事実、何度も途中で嫌になりかけました(笑)

旦那さんと「なんで私たち国際結婚することにしたんだろうねー」
「私、次があったら今度は絶対日本人と結婚する。」
「僕も、カナダ人と結婚することにする。」
とかって言い合ったりもしました(笑)

でも結局なんとかなりました。
時間はかかるし、お金も多少かかってしまいますが、きっと大丈夫です!!

他の人がなかなかできない体験をするわけですから、あまり深刻にならずに気長に楽しんで、頑張ってください!!
申請される方々がみなさま無事永住権を取得できるよう、私もひっそりお祈りしています。

カナダの永住権(ファミリークラス)取得への道 7/8

2012-06-27 20:19:23 | Weblog
さて、戸籍謄本・改製原戸籍謄本の英訳のお話もしましたので、これで申請書類は一通りそろいましたね。


そうそう、私たちは旦那さんの来日に合わせて婚礼衣装で写真をとりました。
使ったスタジオはここです。

スタジオアーク

夏の暑い時期だったので、ロケーション撮影ではなく、スタジオ内撮影にしました。
洋装と和装の両方着ました。
和装は日本でしかなかなか撮れないでしょうし、旦那さんも袴を着られて喜んでいたので、ご興味があれば和装はおススメです^^
袴はガタイの良い男性の方が似合うらしいです。
私の旦那さんも思ったより違和感なく、外国人力士みたいな感じで着こなしていたので、外国人の方には案外似合うかもしれません。

撮影した写真は綺麗にデジタル処理してもらえるのですが、私たちはスタジオに事情を話してお願いし、撮影当日に修正前のデータを受け取り、すぐにプリントして申請用の書類に追加しました。
もちろん、修正された綺麗なデータも後日スタジオから郵送されてきました。
融通をきかせてくれ、日本語の話せない旦那さんにも戸惑うことなく、楽しく撮影や対応してくれたスタッフさんに感謝です。


戸籍謄本、写真など、後回しにしていた資料が揃えば、次は旦那さんに私が書いたイミグレーション・フォームをチェックしてもらいました。
結婚年月日など空欄になっていた部分の追記をして、表現を修正し、清書して、さらに私個人の保管用に清書をコピーしました。

そして書類一式を最終的にまとめて、旦那さんに持ち帰ってもらいました。
帰国した旦那さんがミシサガのビザオフィスに送付して、やっと申請ができました。


申請したら後はひたすら待つしかありません。
8カ月と聞いていたものの、それはあくまでも最短で審査が行われた場合なので、1年くらいかかるのかなあと思って、気長に待とうと思っていました。

向こうからは連絡は原則ありませんが、メールが2通と電話が1回だけきました。

1通目のメールは申請して2カ月弱経った頃、カナダ国内での審査が終わったので、これから書類を日本に送りますという旨の連絡でした。
審査のスピードが早いのか遅いのかは判断できませんでしたが、とにかく審査が進んでいることが分かって、とてもホッとしました。
(※現在は日本人に関する審査はマニラのカナダ大使館で行っているようです。)
また、私たちの審査のファイル番号がメールに記載されていて、この番号を使って簡単な進捗状況をネット上で見られるということでした。
結局、進捗状況をチェックすることはありませんでしたが、念のためファイル番号は最後まで控えておきました。

2通目のメールは申請後8カ月に差し掛かろうというとき、在日カナダ大使館からの追加書類の依頼でした。
追加書類は改製原戸籍謄本の原本と英訳、それからパスポートもしくはパスポート全ページのコピーでした。
改製原戸籍については前述した通りに用意し、パスポートを白黒コピーして提出しました。
30日以内に連絡なく提出がなかった場合は申請が無効になると書いてありました。
申請中はメールチェックを怠らないように気を付けられた方が良いと思います。

2通のメールはどちらも旦那さんのメールアドレスに連絡が来たので、それを転送してもらいました。

最後は追加書類を提出して間もなく、私の携帯に在日カナダ大使館から電話がありました。
携帯電話番号は私の連絡先として申請時に申告してあった番号です。
タイミング悪く出られず、折り返し電話しましたが、カナダ大使館には原則こちらからは電話で問い合わせられないので、「質問事項ならメールかファックスしていただくか、こちらからの必要な連絡事項であれば再度電話があると思いますので、もう少し待ってみてください」と言われました。
しかし、その後2日程経っても電話が来なかったため、追加書類に不備でもあったのかと不安になり、もう一度電話してみて事情を話したところ、「追加書類を求められた直後だということは、審査が終わりに近付いているということなので、審査結果を郵送する住所確認の電話だと思います。書類不備の場合は必ずもう一度電話が行きます。」と言われました。

私は申請時から住所の変更も特になかったので、もう少し待ってみることにしました。
すると1,2日後、カナダ大使館からA4サイズの封筒が送られてきて、無事審査が終了したことが分かりました。
郵送されてきた書類の中に、カナダ国内に入国するランディングについても書かれてありました。

最後にランディングについて、次の記事にまとめます。

カナダの永住権(ファミリークラス)取得への道 6/8

2012-06-27 20:18:18 | Weblog
さて、戸籍を取ったら英訳です。
ここで私は判断を誤りました。
急いでいたので、自分で英訳をした方が確実だろうと思い、英訳したものに公証役場で公印を押してもらうことにしたのです。

公的機関で戸籍を英訳してもらえるところは調べた限りありません。
ただ、公証役場にて、英訳したものが原本と内容の相違ありませんと証明してもらうことが出来ます(たぶん…解釈が間違っていたらすみません)。
私はこのやり方で大丈夫だろうと思ったのです。

公証役場に事前に問い合わせて翻訳の語句など、参考資料をもらっていたので、英訳自体はそんなに時間はかかりませんでした。
自分でエクセルを使って作った書類に公証印を押してもらいました。

しかし、お金が思った以上にかかりました。
領収書をどこかにしまってすぐに見つけられないので、うろ覚えですが、1万5千円~2万円位したような…?
ただ判子をついてもらうだけなのに!英訳自体は自力でしたのに!何故!!
とちょっと悲しくなりました…(笑)

また、申請の要項には「プロに英訳してもらうこと」と書いてあったので、旦那さんが公証印では不十分だと言い出し、私も旦那さんの帰国までにと焦っていたので喧嘩になりました(笑)

結局、提出してみたら特に問題なかったようで、戸籍謄本とその英訳の再提出や訂正は求められませんでした。


が!まだ問題はありました。
私は、なんと!戸籍謄本とその英訳だけを提出して、改製原戸籍謄本を提出しなかったのです!!

改製原戸籍とは「かいせいげんこせき」または「かいせいはらこせき」と読み、現在の戸籍が出来る以前の戸籍です。
平成6年にコンピューターを導入して戸籍の書き換えが行われて、現在の戸籍が出来上がりました。
平成6年以前に生まれた人には改製原戸籍が原則あるはずなのです。

永住権の申請には戸籍謄本と改製原戸籍の両方が要りますが、私は「今、結婚をして戸籍を作ったところだから、この戸籍の改製原戸籍があるわけではないから、提出しなくてよい」と思ってしまったんです。
でも、戸籍謄本と改製原戸籍は主に私の出生証明として提出する書類なので、平成6年以前に生まれた私の永住権申請には、当然、改製原戸籍の提出も必要だったのです。

追加書類として改製原戸籍の提出を求められたのは、申請から8カ月近く経った2011年3月でした。
在日カナダ大使館からメールで追加提出の依頼がきました。
追加提出のあと、まもなく審査が終了したので、審査の最後に不足書類の提出を求められる仕組みなのかもしれません。

市役所で改製原戸籍をとった後、戸籍謄本のときにちょっと苦い思いをしたので、今回は多少お金と時間がかかっても、英訳は翻訳のプロに依頼することにしたのです。

そして、結局それが初めから正解でした…!

私が利用したのはここの事務所でしたが、対応も英訳も早かったです。

くまざき出版

Faxで依頼書と改製原戸籍を送れば、電話が来て、3,4日後には英訳されたものが郵送されてきました。
しかも金額も公証役場の半分ほどしかかかりませんでした。

自分で英訳などというややこしいことはせず、最初からプロに任せればよかったです^^;

次はいよいよ申請です。申請後から審査終了までのこともまとめて書きます。

カナダの永住権(ファミリークラス)取得への道 5/8

2012-06-27 20:17:33 | Weblog
さて、2011年8月、旦那さんがお休みをとって来日してくれ、結婚手続きと永住権申請の最終準備をすることになりました。

日本で一緒にいられる期間は2週間。その間に
・両親に挨拶
・結婚手続き
・親族に紹介(こじんまりと食事会しました)
・婚礼衣装で写真撮影
・永住権申請の書類の最終チェック
などなどを一気にしましたので、忙しかった…!

では、私たちはどんな結婚手続きをしたかお話しします。


私たちは日本に旦那さんが来てくれたタイミングで、日本の役所に届け出て結婚しました。

そもそも結婚手続き自体は、日本でもカナダでもそのほかの国でも、どこでもすることができて、両方の国に結婚報告の届出さえすればいいようです。
さらに片方がたとえ不在でも、書類がそろっていれば手続きできます。
場所とシチュエーションによって必要書類等は違いますが、私たちは2人とも日本にいるタイミングで、日本にて手続きしたパターンです。

届け出先は市町村役場です。
私も自分が住んでいる市の役所で手続きしました。
2人そろって窓口に来られるなら、必要書類は通常の結婚届けと、旦那さんのパスポート、それから宣誓書という書類とその日本語訳だけです。
このことについては、市役所の担当課に事前に電話とメールで問い合わせておきました。

日本の結婚届けには印鑑が必要ですので、私の方で旦那さんのファーストネームのカタカナの印鑑を予め用意しておきました。

それから宣誓書という書類ですが、旦那さんがカナダにおいて結婚出来る事由を満たしていることを証明するもので、カナダ国内なら領事館で取得できると聞きました。
これを旦那さんが事前に取得して来日できたらよかったのですが、仕事の関係で都合がつかず、日本に来てから在日カナダ大使館で取得することにしました。

在日カナダ大使館は東京にしかないので、2週間の最初に、関西から東京まで行って、宣誓書を取ってきました。
事前に電話で予約をしました。
月・水・金曜日の午後に来てくださいとの事でした。
所定の申請用紙をHPからダウンロードして記入しておき、旦那さん本人がカナダのパスポートを持って行けばオーケーです。
目の前で大使が書類を作成してサインをしてくれました。
その時の大使は女性の方で、ニコッと微笑まれ「Congratulations!!」と書類を渡されました。

関西に帰るとすぐに宣誓書の日本語訳を作り、市役所にて結婚手続き。
宣誓書は私が自分で訳して、ワードで打って作りました。

私たちは旦那さんがいる間に結婚後の戸籍謄本をとって、英訳までして、申請書類を揃えてしまいたかったので急いでいました。
結婚届け受理から戸籍ができ上るには本来なら一週間かかりますが、市役所に事情を話したところ、通常は一週間程度と案内するが、4、5日で出来るかもしれないので、取りに来てみてくださいと言われました。
役所としてはそう言うしかなかったのかなと思いますが、実際は4日目に取りに行くともう出来あがっていて、もしかしたら急いで作成してくれたのかも知れないと思うと有難いです。

ちなみにどのような戸籍が出来あがるのかというと、外国の方の戸籍は存在しないので、二人で新しい戸籍を作るのではなく、私が単独の戸籍を作ることになります。
そして私の戸籍の備考欄に、「何月何日、誰々と結婚」と書かれているだけなのです!

名字ですが旦那さんの姓に変更することもできますし、自分の姓のままでも大丈夫です。
私は犯罪経歴証明書や健康診断結果を自分の名字で用意していたので、姓を変更したらややこしいことになるだろうと思い、変更せず日本の名字のままです。
変更が必要となったときは日本の役所では、届出ればいつでも変更できるとのことです。
ただし、カナダの役所では結婚後半年を過ぎて変更する場合は手続き料が必要とのことです。
今はまだ日本で生活していますし、日本の名字の方が便利ですが、今後カナダに移動した後に不便を感じたら旦那さんの名字に変えようかなと思っています。

以上が私たちの行った結婚手続きです。
真夏の日本で晴れて夫婦になりました。

次は取得した戸籍謄本の英訳についてお話します。
失敗談です(笑)

カナダの永住権(ファミリークラス)取得への道 4/8

2012-06-27 20:15:50 | Weblog
引き続き申請書類について。

<5.犯罪経歴証明書>
これは都道府県警本部で取得できるはずです。
私の場合は府警本部でしたが、HPにきちんと書かれてあったので、その通りに事前に電話で問い合わせて、府警本部まで出向きました。

海外渡航専門の係があって、そこの担当者の方がしっかり対応してくださいました。
10本の指全ての指紋をとられたのはビックリしましたが(痛かったです!)、後は簡単な質疑応答と書類記入だけで手続きできました。

発行当日にパスポートと運転免許証か住民票などが必要でした。
担当係の指示に従ってください。
発行費用は無料でした。

申請から一週間ほどで受け渡しになります。
申請はもちろん本人が行かなくてはいけませんが、受け取りは代理人でも大丈夫です。
郵送してもらうことはできなかったと思います。
私はうまくお休みがとれず、委任状を書いて、母に取りに行ってもらいました。

犯罪経歴証明書は封筒に入って封をされた状態で渡されますので、そのまま開けずに提出します。


<6.健康診断>
カナダ大使館指定の病院で健康診断を受けなければいけません。
該当病院はカナダの移民局(CIC)のHPで確認できました。
私が調べた時点では、全国に約10カ所しか該当の病院がありませんでした。
東京の病院が多く、他は仙台、神戸、福岡にしかありませんでした。
私は神戸の病院に日帰りで行くことができましたが、人によっては遠いところへ受診することになり大変なのではないかと思います。

まずは病院に予約をとります。
私が行った神戸の病院は、海外渡航用の健診に慣れており、対応もしっかりしていただけましたし、HPにもきっちり情報が載っていました。
病院の指示の通り、パスポートと写真、健診用の所定の用紙(AppendixCという書類でした)を持って健診に行きます。

渡航先の国ごとに検診項目が違っていますが、病院側が把握されているので基本的に任せて大丈夫だと思います。
カナダの場合は通常の内科健診、胸部X線、血液検査、尿検査、視力検査といった感じでした。
ただし、加えてHIVの検査がありました。
HIV検査に同意する旨の書類に署名が必要でした。

看護師さんや事務の方には
「カナダで良かったですね~。アメリカだったらもっと検査項目大変ですよ・」
と言われましたので、項目としては楽な方なのかもしれません。

健診結果は私には知らされず(異常が見つかったなど、急を要する事態であれば告知があるそうですが)、病院から直接ビザオフィスに郵送されます。
健診結果はバーコードで管理されていて、私にはバーコードのついた書類一枚だけが渡されました。
申請時にそのバーコード書類を同封すれば、ビザオフィスの方でバーコードを照合するのだそうです。
健診結果の不正な改ざんを防ぐためかと思います。

私はファミリークラスなのでカナダ国内のミシサガのオフィスに送ってもらえるよう頼みました。
ちなみに病院受診の時にどこに送りますかと聞かれたものの即答できず、あとで調べて病院に連絡して送ってもらいました^^;

また健康診断結果が有効なのは受診から1年間だったので気をつけてください。

健診にかかる費用は約3万円+健診結果の郵送代でした。


<7.自分の証明写真>
証明写真を提出します。同じものを9枚用意します。
裏面に名前や誕生日の記載、署名が必要でした。
写真のサイズなどはAppendix Bという書類に指定してありました。


<8.所定の様式の提出書類チェックリスト>
Appendix Aという書類です。
提出書類の一覧とチェックボックスがあるので、チェックを入れて提出しました。


申請のために私が用意したものは以上です。
事前に用意できるものは自分で用意しておき、旦那さんが来日したタイミングで最終的に補足してまとめました。
次からは、私たちの結婚手続きをふくめ、旦那さんの来日中のことについて書きます。

カナダの永住権(ファミリークラス)取得への道 3/8

2012-06-27 12:59:46 | Weblog
ここから永住権申請のために準備したものについて書きます。

まず、旦那さんがとり寄せてくれた永住権申請のための要項を読みました。
かなり量があります…頑張ってください。

私はまずまるっと全部コピーをとって、コピーの方にいろいろ書き込みながら読みました。
旦那さん(スポンサー)に係る部分と私(イミグラント)に係る部分があります。

私は、スポンサーに係る部分はほとんど読んでいません。
さらっと一通り見ただけですし、内容もあんまり覚えていないので、読まなくても大丈夫だと思います。
旦那さんのことは旦那さん任せにしました。

イミグラントの部分は面倒くさかったけれど、一応全部読みました。
その中に永住権申請に必要な書類の一覧もありました。
私の場合に必要だった書類は以下の通りです。

1.所定の様式(要項に付いています)の書類 4種類
2.戸籍謄本・改製原戸籍謄本の原本と英訳
3.パスポートのコピー
4.旦那さんとの関係を証明するもの
5.犯罪経歴証明書
6.健康診断結果
7.自分の証明写真
8.所定の様式の提出書類チェックリスト(要項に付いています)

Common-lawの方や、お子さんの分も一緒に申請される方など、ケースが違えば必要書類も違いますのでご注意ください。

この中で特に大変だったのは犯罪経歴証明書と健康診断です。
申請手続き自体が大変というよりも、平日にお仕事のお休みをもらって関係機関に出向かないといけないことが私にとっては厄介でした。
戸籍謄本の英訳も大変だったのですが、これは私のやり方がまずかっただけなので、その辺りもお話しします。

以下に個別に書きます。


<1.所定の様式の書類>
イミグレーション・フォームという、要項に載っている書類に記入をします。
私の場合は4種類の書類に記入が必要でした。
未成年などで代理人が必要な人など、5種類~6種類必要な人もいます。

自分の学歴や職歴、家族のことについて詳細に記載しないといけません。
このあたりは一つずつ調べながら、出来るだけ正確に詳しく書くように努めました。

それから、旦那さんとのなれそめ(笑)や関係についてもたくさん質問項目があります。
どこでいつ出会ったのか、どんなお付き合いをしてきたのか、どんな手段と頻度で連絡を取っているのか、婚約はいつしたのか…などなど。
誤解のないように、飾り気なく分かりやすい簡単な表現で書くようにしました。

これらのフォームはコピーを多めに取っておいて、まず自分で記入し、分からないところは旦那さんに聞いて埋め、さらに旦那さんが来日したタイミングでチェックしてもらい、最終的に綺麗に清書し直して提出しました。
もちろん念のため、提出した分のコピーも取って手元に置いておきました。


<2.戸籍謄本・改製原戸籍謄本の原本と英訳>
市役所などで原本をとり、戸籍謄本などの英訳を専門にしている事務所に頼めば、そんなに難しくはないと思います。
ただ、私の場合、結婚手続きと永住権申請のタイミングの問題で、時間がなかったことと、自分で英訳をしたことにより、結構てこずりました。
後ほど結婚手続きについて書くときに、こうすればよかった~ということも含めて書きます。。。


<3.パスポートのコピー>
有効期限が18カ月以上あるパスポートのコピーを提出しました。
写真が載っているページだけ。カラーでも白黒でも大丈夫みたいです。
のちのち審査が終盤に差し掛かると、パスポート原本か、全ページのコピーの提出を求められます。
その際には、私は全ページの白黒コピーを提出しました。


<4.旦那さんとの関係を証明するもの>
写真とか手紙とか、2人の関係を証明する物を提出しなくてはいけません。
私たちは結婚式をあげませんでしたが、旦那さんが来日したときに婚礼衣装で写真を撮ったので、その写真を提出しました。
留学中や、遠距離恋愛中に会ったときに二人で撮った写真も現像しなおしました。

誕生日やクリスマスにもらったカードのコピーを出しました。
本当は消印が付いているものが必要でしたが、残っているものがなかったので、あんまり気にせず提出しておきました。
電話の通話記録は日本語で書かれたものしか手に入らなかったので、思いっきりカタカナで「海外カナダ」と書かれている横に、自分で「Canada」と書いて提出しました。
お互い会いに行った際の航空券の半券のコピーもあるだけ集めて提出しました。
それから、私の場合は留学中に旦那さんに出会ったので、当時の就学ビザのコピーも同封しておきました。

写真以外のものは果たして有効だったのか否か…結局のところはわかりません^^;
たぶんこの辺りのものは手元にあるものを提出すれば大丈夫だと思います。
ただし、Common-lawで申請する方は他にもいろいろ必要だと思います。
写真やカードのコピーなど、この項目に書いたものは、審査終了後、送り返されてきました。


長いので記事を分けます。

カナダの永住権(ファミリークラス)取得への道 2/8

2012-06-27 12:58:19 | Weblog
最初に、結婚から取得までを時系列に簡単にまとめてみます。
各段階での詳しい話は、後ほど書いていきたいと思いますので、まずはざっくりと流れを書きます。

2010年12月 
結婚して2人でカナダに住むことにしましょう、そろそろ結婚と永住権の取得準備を始めましょう、と旦那さんと二人で決めました。
今から考えるとプロポーズに当たる出来事だったと思います。
いわゆるプロポーズの言葉などは全くありませんでしたが(笑)

私が1年間だけカナダに留学していた時に出会い、約3年の遠距離恋愛を経ての結論でした。
この時点から今に至るまでずっと、私は日本、旦那さんはカナダで働いています。
超遠距離状態で準備は進みました。

まず、旦那さんが移民局から永住権申請のドキュメントを取り寄せてくれ、送ってくれました。
そのドキュメント(以下要項と書きます)を読み、お互いに必要書類を半年かけて用意しました。
この部分が皆さん大変なんですよね。後で詳細を記します。

2011年8月
旦那さんが来日してくれ、両親に挨拶、直後に結婚手続き。
日本の役所で結婚手続きをしました。
この辺も後ほど詳しく書きます。
結婚手続き後、永住権書類をまとめて旦那さんがカナダに持ち帰り、ビザオフィスに送付。

あとはひたすら待つ…待つ…。
カナダで旦那さん(スポンサー)の審査をした後、書類が日本に送られて私(イミグラント)の審査がされます。
※現在は日本人に関する審査はマニラのカナダ大使館で行っているようです。
日本に書類を送るタイミングで一度ビザオフィスから連絡が来たきり、特に向こうから連絡はありませんでした。

2012年3月
在日カナダ大使館より連絡があり、追加書類の依頼がありました。
追加書類を送ると間もなく、審査が終了した旨の書類が送られてきて、2012年7月下旬までにカナダに入国(ランディング)するようにと書かれてありました。

審査期間についてですが、最初に旦那さんが書類を取り寄せたときに聞いたところ、日本人の場合は最短で8カ月かかります、と言われたそうです。
私たちの場合は、8月下旬に申請して、4月中旬に審査終了だったので、ラッキーな事にほぼ最短だったようです。
内訳としては、カナダでの審査が1ヶ月半、日本での審査が7カ月くらいかかったと思います。
早く審査が進んだ理由は想像するしかありませんが、旦那さんが公務員的なお仕事に就いているからかなと思っています。
その時の審査の混み具合にもよるらしいので、申請者が少なくてすいているタイミングだったのかもしれません。

ちなみに聞いた話ですが、日本と中国の審査が一番早いらしいです。
他の国だともっと審査に時間がかかるんですかねえ。
国内申請と国外申請の二種類があって、国外申請の方が早いというのも聞きますね。
これは、離れて暮らしている家族を早く一緒に住めるようにしてあげようという意図によるものだと聞いたことがあります。
私の場合も国外申請です。

2012年5月末~6月上旬
休暇をとって一週間だけカナダに行きました。
入国の時点でランディング審査がありました。
ここで無事、永住権が取得できた…はず。

あとは永住権保持者であることを証明するカードが送られてくるようなのですが、ランディング審査後6~8週間かかるらしく、この記事を書いている段階でまだ届いていません。
これが届かないと、なんだかまだ安心できませんね(笑)
早く届いてくれるといいのですが。

ちなみに、
2012年11月
カナダ移住予定です。
永住権の手続きはひと段落しましたが、いろいろなことがまだまだこれから、ですね。


次からは永住権申請のための書類について書こうと思います。


カナダの永住権(ファミリークラス)取得への道 1/8

2012-06-27 12:56:37 | Weblog
私は2011年8月にカナダ人男性と結婚し、その直後にカナダ永住権の申請をしました。
つい先ごろ2012年4月に審査が終わり、6月にランディングを済ませて、無事永住権を取得することができました。
これから、私の永住権取得までのプロセスについて記述しようと思います。


私が自分のケースについて書いておこうと思ったのには理由があります。
私も、カナダの永住権取得の手続きにあたって、ネット上で他の方々が書かれた記事を読みました。
何しろ永住権申請の手続きは繁雑で長い期間がかかりますので、みなさんの記事を参考にさせてもらったのはもちろん、記事を読んで「ああ、この人もちゃんと永住権取得されたんだ~。私にもきっとできる。」と思えたことが心強かったのです。

永住権取得の審査は個人個人いろいろなケースがありますし、審査基準は日々変わっていくようです。
私の場合は、旦那さんはカナダ、私は日本に居ながら申請をしましたが、なかなか同じ境遇の方の体験談を読む機会がありませんでした。
ネット上では、カナダ国内に滞在しながら国外申請をされているケースの体験談が多かったように思います。
また、検索で引っかかる情報も、1,2年前のものだとすでに変わってしまっていることもありました。

ということは、私のケースについて、出来るだけ早くアップすれば、似たケースの方や現在申請を考えている方の参考になったり判断材料が増えたりするかもしれない、励ましになったりするかもしれない、と思い書いてみることにしました。


<注意>
上述のように、審査書類や審査基準は個別のケースに応じて違いますし、日々変わりますので、私の体験もあくまで参考にしかなりません。
私も「私の場合はこうでした」としか書けませんので、「この人の場合はこうだったんだなーなるほどー」という感じで読んでもらえればと思います。
実際、すでに私のときとは変わってしまっていることもあります。
私が申請した時点では在日カナダ大使館に査証部がありましたが、これが閉鎖され、業務はフィリピンのマニラのカナダ大使館に引き継がれたらしいです。
間違いのない情報を得るには、結局カナダの大使館・移民局のホームページや書類を参照したり問い合わせたりして調べたりするしかないと思います。
もしくは手続き代行業者に依頼するかです。
もし、間違ったことや古い情報を記載してしまっていても責任はとれません、ごめんなさい。


さて、前置きが長くなってしまいました。

私の場合は、カナダ人の旦那さんと結婚をして、ファミリークラスで永住権申請をしました。
永住権を取得したのは私1人です。
あと念のため、ケベック州への移民ではありません。

まず、次の記事で結婚から取得までの時系列をまとめます。