『私の解放日誌』観終わりました〜。
うーん、好き嫌いが分かれるドラマかもしれません。
田舎暮らしで、ソウルまで1時間半かけ通勤してる3きょうだい、単調で刺激のない日々から抜け出し生きがいを求める、生き方を変えることに奮闘する姿を描いている。
3人はそれぞれが満たされない気持ちをもて余すが自身を理解し解放されていくヒューマンドラマです。
セリフがいちいち哲学的すぎてその裏にある真意を推し測れなくて少々手こずりました。
私の理解力のなさです。
「マイ・ディアミスター〜私のおじさん〜」と同じ脚本家さんらしいです。
道理で通ずるものがあった気がします。
イ・ミンギさんが意外な役だったがハマっていてびっくりししました。
こんなにセリフたくさん?って(笑)
今まで観たことのあるドラマではもの静か、落ち着いた青年、それなりの職業に就いた優秀な成功者というイメージ。
ところがこのドラマでは王子様的キャラから一転、田舎の素朴で何をやってもうまくいかないどちらかと言えば落ちこぼれみたいな不器用な青年役。
ミンギさんの新しい一面を発見したような気持ちです。
キム・ジウォンちゃん、相変わらずキレイですね。
今まで観たキャピキャピした感じはなく、暗くて気難しくて一筋縄ではいかない個性的な女性ミジョンを演じています。
それでも数年後の彼女は転職もしてそれなりに笑顔も出てきたし、恋人であったク氏と再会してからはキラキラしてきて、吹っ切れたのかな、今まで抱えてたものから解放されたのでしょう。
恋人役のク氏を演じるソン・ソックさん。
はじめましてですが、イヤ〜この人好きだわ(*^^*)
クという名前以外彼が何者なのか前半は謎の人物でした。
風来坊のように現れ、3きょうだいの父親の工場の手伝いをしていました。
無口で仕事は真面目にやるけど、それ以外は酒浸り。
訳アリの過去を持つ寡黙な男…
もうもうこれって何だか高倉健さん的存在(笑)
ソン・ソックさん、存じてなかったけど、色気だだ漏れ、魔性の男、独特の雰囲気のある魅力的な方でした。
工場で働いていたときは無表情で寡黙でしたが後半、元の世界に戻った(ホストのお店の社長)彼はまた違う顔。
アル中なのは相変わらずでしたが。
ミジョンと数年後に再会してからは、喋るし笑うし、愛するし、ヨレヨレTシャツのときとは違いました。
心理ドラマだし暗いし受け付けない人もいるかと思います。私も最初はリタイアするかな〜と過ったけど、最後まで観届けることができました。
最終話のね終わり方が、この先は観ているアナタのご想像にお任せします的なものでした。
長女は子連れ彼と結婚するのかな、50歳になったら(笑)
長男は新しい職業に目覚め、新たなスタートをするのか。
末っ子ミジョンは、ク氏と共に生きていく?
ク氏のアル中が気がかり。
でも、あの感じからするとアル中を克服してホスト業界からも足を洗いミジョンと幸せになる?
そうであってほしいですね。
きっとスルメ的なドラマで何度も観たら、噛めば噛むほど味が出るドラマなのかもしれません。
ミジョンの「私を崇めて!」と言うセリフが印象的です。
「マイ・ディアミスター〜私のおじさん〜」が好きな人にオススメです。