義母が食欲が落ちてほとんど食べれなくなり、今後のことをどうするか義兄夫婦と決めたのは今月初旬。
医療行為をしてくれる施設に移すことはやめ、今まで通り老健でお世話してもらい看取りをお願いした。
管で繋がれての栄養補給をしてもどれだけ命が延びるのか、たとえ延びたとしても義母にとってよきことなのか、色々話し合い自然に任せることにしたのだった。
義母は特に病気も持っておらず、まさに老衰なんだと思う。
一日のうちほとんど目を閉じて過ごし、ほんの数時間目を開けてるときにここだとばかりにスタッフさんが栄養補給してくれる。
今月初旬、自然に任せてと決めたときにはもう長くはないかもと感じていたが、その後細々食べていて何とか命を繋いでいる。
しかし、ここにきて、もしかして、、、という時期になってきたらしく、特別に面会が許された。
きょうだい、子ども、孫の親族のみ、一回の面会が3人以内、10分間のルールです。
小学生以下の子どもはダメ。
きょうだいは亡くなってもういません。
子どもは、義兄と夫、それぞれの子どもの孫たち、ということは、私は嫁なのでこの範囲には当てはまらないじゃないか、
義兄兄嫁さんが確認してくれて、子どもの配偶者はOKがでました。
長男嫁ちゃん、孫ちゃんも駆けつけてくれましたが、孫ちゃんはもちろんダメなんですが、孫の配偶者まで範囲を広げてしまうことはできないと、長男嫁ちゃんは残念ながら面会できませんでした。
コロナ以来施設は面会ができなくなっていて、ほんとにいよいよという最期のときになって家族が会える状況でした。
やはりそれでは、、、ということで、模索状態ではありますが、看取りより少し前の容態の人の面会許可がおりるようになったのが数日前。
義母はそれに該当し、今回面会できることになったわけです。
面会がしやすいよう四人部屋から個室へ移ってました。
今回は夫と私だけでなく、子どもたち(孫)にも声をかけ遠方ですが呼び寄せ祖母に会わせました。
目を開けてるときを狙い訪問。
私は、次男と娘と一緒に面会。
孫たちが○○だよ!!と大きな声で声をかけると、頷いてました。
娘の子ども、祖母にとってはひ孫、○○は今日は来れなかったけど、今度連れてくるからね!だから元気でいてね!と言うと頷いてました。
ひ孫の写真を枕元に飾り、ちゃんと名前も覚えてスタッフさんにも教えていた時期もあったんですが。。。
今は覚えてるかどうか。
コロナ前のことですが、もう少し元気なときにはひ孫を膝の上に乗せてあげると喜んで、可愛い♪と笑顔で言ってたんだけどね。
今はもう、誰が誰だかよくわかってないと思う。
コロナで家族と面会ができなくなり、多分そんなのが心身ともに衰弱するのを加速させたのかもしれない。
今回、面会が許可され、スタッフさんがご家族が会いに来ますよと教えたら、いつもより食欲が出たのだそう。
家族の力は大きいな。
来月中旬には89歳の誕生日。果たして迎えることができるのだろうか。
夫はまた近々訪問しようと言ってる。それがいいね、もう残された時間は少ないはず。
うちの子どもたち(孫)は遠方なので今回会えたのが多分最後になるだろう。
でも、少しの時間でも顔を見れ声をかけられて良かったです。