11月のトンボ

2024年11月07日 | Weblog

寒くなってきた。

ふと庭に目をやると、小さなトンボが風に吹かれながらしがみついている。

ウスバキトンボのように見える。

ウスバキトンボは、暑さに追われるように、夏にかけて南方から渡ってきて、繁殖する。

しかし、帰り道を知らないのか、寒くなると日本の冬を越せず、全滅する。

全滅したことを知らないであろう翌年のウスバキトンボも、やはり南方からやってくる。

おそらく、何百年も、同じことの繰り返し。

温かくなるまで、部屋に招き入れようかとも思ったが、やめた。