うつだった人間が書く岩波先生のことと克服までの道のり

うつ病を根本解決できた佐藤のブログ。鬱病克服経験談、精神医療や抗うつ薬治療への提言、岩波英知先生の革命的手法の口コミなど

鬱病解決法ブログ 抗うつ剤(SSRI)減薬注意 抗うつ薬にずっと頼れない! 離脱症状の注意点

2009-11-11 | 欝病/うつ病/抑うつ状態の悲惨さと希望のなさ
 鬱病だった僕は、現在抗うつ剤SSRIに頼って生きていません
QOL(生活の質)も抗うつ剤なしにちゃんと保たれています

 もう数年以上になるから、鬱病とは完全におさらばできたでしょうね。
再発の心配もしていません
最初は鬱病再発に怯えてました。
黒い魔物にいつ襲われるか。
しかし、時が経つに連れて、大丈夫だという自信とか落ち込まない予感が身についてきました。

昔は、抗うつ薬のSSRI、SNRIで抑うつ症状を抑えていましたが、一気にズドン!!と落ち込みが来たことがありました。
SSRIでは抑えきれなくなったのが、反動できたんでしょうかね。
抗うつ剤を飲んでも、どん底の精神状態が起きたことはショックでした…

 抗鬱剤の説明書にも書いていますが、薬は次第に効かなくなってきます
いま抗鬱剤を飲んで調子が良くても、気持ちが持ち直していても、効果がずっと続く保証はありません
今の生活の質を維持するためには、もっと抗うつ剤を摂取する必要になるかもしれません。

 今現在、抗うつ薬SSRIでQOLを保てている人はそれはそれでけっこうです。
抗うつ剤が効いたことは、副作用で苦しむ人に比べて恵まれています。
合う薬があったわけですから。
でも長期的に見ると、いつかは減薬して、断薬にまで持ち込まなくてはいけない時が来ますよね。

 そういう観点だと、よく合う抗うつ薬に出会ったが故に、抗うつ剤依存してしまうという長い目で見ていいのか悪いのかわからなくなります。
そして薬の量が増えてしまい、ますます虜になってしまう可能性も高いかもしれません。

 僕が何を言いたいかってゆーと、抗うつ薬によってQOLが保たれ、普通の生活ができた時こそ、鬱病の根本の要因を洗い出して、解決してしまいましょうということです。
QOLが保たれている時に安心して、それに浸っていることはよくないです。
ホッとすることも必要ですが、次なるステップへ羽ばたく充電期間としてとらえるとよかったですよ!

 その間鬱病になりやすい思考を自分の根本から変えていくことです。
自分で自分を追い詰めてしまう思考や認知を変化させることは必須です。

 永遠に効き続ける薬はありません
ましてや抗うつ剤ならば、様々な副作用のリスクが生じます。
でも一時的に効果が出ますので、根本的にどうやってうつ病を治していくかです。
抗うつ薬以外にも鬱病の克服方法はありますから。
少なくとも安易に無知識で「何気なく飲めば治る」と思って服用するのはやめたほうがいいかもしれません。

 さて、抗鬱剤の減薬がいずれ必要になりますが、抗うつ剤、特にSSRIを飲んでいる期間と、その量、薬の強さによって、減薬期間が変化します。
そして、下手するとやばいぐらいズドン!!と精神的落ち込みが襲ってくるかもしれません。
抗うつ剤という吊り橋で何とか人生という危ない橋を渡っていたのをいきなりやめると、谷底へ真っ逆さま!

 ほんとうに慎重に、徐々に、焦らず抗うつ剤減薬していきましょう! 
途中離脱症状でシャンビリなど苦しい思いをするかもしれません。
最初は抗鬱剤減薬が順調でも、最後の段階で失敗する人もいます。
僕がそうなりかけましたし、ネット上の体験談でも10mg→5mgが一番苦労したという人がいます。
でも、乗り越えられるものでした。

減薬はまた鬱病治療の戦いとは違って、別の戦いです。
本当に鬱病って何度戦えばいいんだろう?
鬱病闘病
抗うつ剤の副作用との戦い
抗うつ剤の離脱症状との戦い....
鬱病に至った原因である環境との戦い
自分の思考や認知の歪みとの戦い
他にも探せば色々な戦いがありそうです。