suiranとは翠嵐の意です。大好きな言葉です。
翠嵐・・・緑に包まれたような山の雰囲気。山に立ちこめる
青々とした気。
翠巒・・・こちらもすいらんです。緑の山。緑色に連なる山々。
ちなみに、翠・・・緑
嵐・・・山にたちこめる気
巒・・・山のみね
山笑う(春山)、山滴る(夏山)、山粧う(秋山)、
山眠る(冬山)等、美しい言葉で山の四季の変化を巧みに
表しています。これらも好きな言葉です。
これは、北宋の画家、「郭熙」の画論「臥遊録」に拠るものと
知りました。
「春山淡冶(たんや)にして笑うが如く、夏山蒼翠にして滴るが如く、
「秋山明浄にして粧うが如く、冬山惨淡として眠るが如く」
・・・ ・・・
・・・
若い頃は、山を仰いでは、高い志を抱いていたものです。
宮本武蔵の
「 あれになろう、これになろうと焦るより、富士のように、
黙って、自分を動かないものに作り上げろ。世間に媚びずに
世間から仰がれるようになれば、自然と自分の値うちは世の
人がきめてくれる。」
を思い出しました。
山は好きです。山は気持ちを未来へと希望へとつなげてくれます。