ライオンズクラブ主催の講演会に参加しました。
TVでおなじみの青山繫晴氏を真近に接することができました。
独立総合研究所(株)代表取締役社長・兼・主席研究員という肩書です。
青山氏と言えば、メタンハイブレードというイメージです。
自治体との連携と独自でとの海洋調査船により日本海での調査をされています。
夫人である松山千春博士との研究で、この分野での特許を取られているということです。
ちなみに特許権に関して特許料を一切取らない主義だそうです。
講演スタイルも独特のものでした。
檀上ではなく、聴衆目線に立とうとされているのかあちこち動き回られます。
いきなり質問が飛んできます。即答できない内容で、一瞬考え込んでしまいます。
しかし、10人中8人までは、正答でした。私は5問のみ正答でしたので、
若い世代(割合この世代に指名されていました)も捨てたものではないなと思いました。
本題にはいりますが、ー「日本は、本当に資源小国か?」ー
メタンハイブレードについては、15年前から研究がなされてきたらしいです。
海底のプレートがもう一つのプレートに重なり合う箇所に多く埋蔵しているということです。
ということは、地震国である日本にあるということです。
それも、日本海には柱状(つぶつぶ)に存在していて、水深も1000mと採掘しやすく、
資源としても活用しやすいということです。
実は、政府も研究を進めているのですが、予算が少なく、それも太平洋側なのだそうです。
こちらのものは、海水に細かく浮遊していて採集しにくく効率が悪いので、資源とは
なりにくいということです。
メタンハイブレードというのは、凍った天然ガスで、採っても採っても新しく湧出して
くるらしいです。燃やしても、CO2の削減につながるということです。
1 石炭 → 2石油 → 3 液化天然ガス と燃料資源が変遷してきていますが、
メタンハイブレードは第4の埋蔵資源といわれ期待できそうということらしいです。
会場天上の照明を指さして、いきなり質問です。「気がつくことは?」、 「????」。
「まぶしくない」「うーん、もう少し」。正答は「ちらつかない」でした。
そこで、電気エネルギーについての話になりますが、日本はその技術については世界一らしいです。
アメリカでも欧州でも、電燈でさえちらつくのだそうです。つまり電圧が一定しているという
卓越した技術力でもって、規格通りの工業製品が作り出されているというわけです。
ところが、この電気代が、日本ではとてつもなく高い。氏はカタールへも行っておられますが、
ここからの液化天然ガスの輸入単価が高いのだそうです。ドイツに比べると、数倍も高く
輸入しているというのです。
なぜこうなっているのかは、聞き漏らしていますが、こういう訳で、氏はエネルギー問題について
自ら行動を起こし、各地で訴えられているのだと思います。続きはまたの機会に・・・。