未亡人の独り言

夫が突然、糖尿病に。そして、膵臓癌へ…
2009年6月22日永眠。未亡人になりました。

主人の考え、私の考え

2008-01-31 19:21:11 | 膵臓癌闘病記
手術を受けないよりは、受けた方がいいってことだな…と主人は言ってました。
つまり受けることに割と前向き。あとはタイミングの問題で、抗がん剤飲み終わり2,3週間後がベストらしいのですが、入院期間が4-6週間、長いと二ヶ月にも及ぶらしく、職場の人事異動の時期なので、新しい課長と挨拶してから入院したいとか言っちゃって、4月が希望みたい。
ただ先生が見てきた患者で、主人のように薬が効いて、手術することになったのにモタモタしていたら体調悪くなった方がいたそうです。
やはり、やるなら来月末か3月初め?
私は手術反対です。なんかリスクの方が高い気がします。
旅行も行けなくなりそう。難しい選択ですね…
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巧みな話術

2008-01-31 18:39:28 | 膵臓癌闘病記
手術する=悪いところを取る=治る
これが主人の考えでした。80歳まで生きちゃって私に残す遺産は無くなるとまで言ってました。
ところが、手術してもしなくても余命は変わらないかもしれないとまで言われ、本人ショック受けてると思います…と私が先生に言ったら、主人は横で「うん、う~ん」と唸ってました。
一度、診察室を出て廊下で待たされ、改めて呼ばれ、「膵頭十二指腸切除術についての説明書」という紙を渡されました。図で説明出来ないのが残念ですが、膵臓の先端部分のみならず、十二指腸、胆管、胆のう、胃の2/3を切除するそうで、手術時間は約8時間!
三本の指に入るほどの難しい手術だそうです。
「ヘェー、8時間?!ハハッ」と笑っちゃった。
その時私の脳裏に浮かんだのは「ドラマ白い巨搭みたいに手術の様子を上から見学できないかな?」でしたf^_^;
ひとまず次回の診察(2月8日)までに考えて来ることになりました。
最後の最後に先生が「まあ、私の個人的意見としては手術した方がいいと思いますよ」でした。
さんざん落として最後に勧める!
素晴らしい話術に私はメロメロでした!
さて、主人の決断は?!
つづく
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手術の効果

2008-01-31 17:27:40 | 膵臓癌闘病記
行ってきました!
外科の先生とっても良い方でした。
まず病期のステージですが、残念ながら変わらず4Bだそうです。これはリンパに腫れ(つまり転移)があり、これがあると4Bと診断せざるをえないそうです。
また腫瘍のサイズはCTで見てもよくはわからないそうで「印象として」小さくなってるとのこと。ただリンパの腫れは入院当初よりひいてきてるらしく、これは薬が効いてるからだそうです。
では何故まだ4Bなのに手術という選択肢が出てきたか?
外科の先生いわく、あのまま治療しなかったら、今もうこの世に存在してなかったでしょうと。それが薬の効果で体調が回復し、ここで切除して更に薬と併用することで、より良くなる可能性が出てきたということ。
しかし、このまま薬を飲み続ける場合とどちらが長く生存できるかは残念ですがわかりません…とおっしゃいました。
なんだか、のっけからマイナスな話が続き、揚げ句の果てに「手術したら絶対悪くなりますよ」と明るく言われました。「だってそうでしょ?胃癌だって大腸癌だって、その臓器を取っちゃうんだから、今まで通り食べられなくなったりしますから、体力は落ちますよね。例えば、骨折して歩けなくなりました。手術しました。歩けるようになりましたっていうのとは違います」とナイスな例え!
腕に骨肉腫ができました、腕切断しました、腕無くなったから今までとは違う、それと一緒だと。
そして、この先生の巧みな話術はまだまだ続きました。
つづく
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