beauty and harmony

雲の中で散歩


@20thCenturyStudios

秋になると
くりかえし押し寄せる
ぶどう狩りの記憶と
1本の映画

子どもの頃のぶどう狩りは
爽やかな緑のなかだった覚えが
あるのだけれど

アメリカで
アレックスと出かけたぶどう狩りは
まわりの木々も
ぶどうの樹も
美しく色づいていた



乾いて
きらきら光る空気と
カラフルな葉っぱ

柔らかな弧を描いて誘う
ぶどうの蔓と

木漏れ日

宝石のように美しい
ふどう

夕方の
金いろの世界



ぶどう園の美しい記憶は
わたしのなかで

映画『雲の中で散歩』に、リンクしている。

恋愛ものがちょっと苦手なわたしにも
数本のお気に入りがあって
その1本

キアヌ・リーヴス主演にしては
マイナーだけど
わたしは
彼の作品では
これがいちばん好き。

古き良き時代

ぶどう畑の美しい風景と
家族愛というテーマが調和した
極上のラブストーリー


@20thCenturyStudios

オープニングクレジットから
うっとりと引き込まれてしまう
美しさ

はじめは
なにが映っているのかわからない

ただ、
瑞々しい玉ボケの
美しい映像に

美しい文字

@20thCenturyStudios

クレジットの最後には
それがなんなのかわかって

美しく
夢心地で。

Las Nubes(ラス・ヌベス)

「雲」と呼ばれる
豊かなぶどう園を舞台にした映像は
あまりに美しく

タイトルそのままに
雲のなかを歩くような心地に
させてくれる


@20thCenturyStudios

とても幻想的な
夜のぶどう畑のシーン

大きな翅をつけて蝶のように舞いながら
温かな空気をぶどうに送り
霜から守る

ぶどうの収穫と
昔ながらのワインの仕込みは
すごく情熱的

ロミオとジュリエットを思い出す
バルコニーのシーン

美しい映像美

恐ろしい火事や
その翌朝の情景すら

@20thCenturyStudios

ヒロインの
封建的で厳格な父親や
大らかで優しい
母と祖母もそうなのだけれど

アンソニー・クイン扮する
祖父がとても、
とても魅力的で

その言葉、存在そのものが
大きく温かくて

一泊のはずが
彼ゆえに
ずるずると滞在が延びてしまう主人公が
なんだか微笑ましい


@20thCenturyStudios

ぶどう畑の美しさ
伝統的なワイン作りの美しさ

ふたりの恋の行方と
家族の絆

ふわふわと
雲のなかを散歩するような心地で見守る

物語






STAND WITH UKRAINE







コメント一覧

sukekaku5th
ピエリナさん、こんにちは。
ピエリナさんがこの映画をお好きだなんてうれしいです^^*
ほんとですね~。真っすぐで、誠実で朗らかでとてもいい人のポールをこんなに魅力的に演じていて…
コメントどうもありがとうございました。
__桐花
ピエリナ
こんばんは🤗

私もキアヌ・リーブスが好きなのですが、その中でもこの映画が一番好きです❤️
彼の性格にも一番合ってるのではないでしょうか⁉️
sukekaku5th
ひるがおさん、こんにちは~
ありがとうございます^^*
すべてを物語る…! 夢のような雲の上を歩いているような写真って感じてくださってうれしいです。ぶどうがきれいな夕暮れでした。
わたしはひるがおさんの丸山のお写真が大好きです。あったかくてやさしげなお山。ひるがおさんみたい。

果物を収穫できるのって楽しくて、たくさんお出かけしました。
__桐花
ひるがお
素敵です~
このぶどうの写真はすべてを物語っていますね
ぶどう狩りというのは最近したことがないけれど
こんな夢のような雲の上を歩いているような写真が
撮れたら嬉しいな
素敵な思いででしたね
sukekaku5th
赤石さん、こんにちは。
きのうは暑かったですね!
きょうは少し曇っていますが、それでも日が射すとやっぱり暑いくらい…地球はどうなっちゃったんでしょう!
今回は映画の画像をたくさんご紹介したくて、自分の写真は2枚だけなので、そのうちの1枚をほめてくださってうれしいです^^
アレックスと出かけたぶどう狩りの写真がたくさんあってその1枚なのです。
夕日のなかでぶどうが優しく輝いていました。
__桐花
赤石
桐花さん、こんにちは。
11月なのに、日なたは暑いくらいですね。

3番目の逆光のぶどうの写真、あたたかくて・やさしくて・美しくて、思わずため息が出ました。
素晴らしいです。
ぶどうの収穫とワインつくりのご紹介記事にとってもマッチしていると思います。
sukekaku5th
attsu1さん、こんにちは。
タイトルは「ぶどう狩りの思い出」とかにしようかと思ったんですけど、それも「雲の中で散歩な思い出なんだよなー」って思って、映画のタイトルそのままにしちゃいました。
なんだかな?って感じですね~^^
果物で食べるぶどうも大好きだし、ワインも大好きです。
『雲の中で散歩』はなぜかとてもマイナーなんですけど、隠れた秀作だと思います。とても美しくて、家族のドラマもステキでおススメです。
サザンのこの曲はとても大きなテーマを感じますよね。そんな曲にわたしの物語を重ねてくださって、照れてしまいますよ~。でもうれしいです。ありがとうございます。
__桐花
sukekaku5th
蛍さん、こんにちは。
どうもありがとうございます^^*
読んでくださって、感動してくださるなんてすごくうれしいです。照れてしまいます。
この映画の時代を思い浮かべて読んでくださったんですね。古い映画ってステキですよね~。
わたしは最近の作品はなんだかあまり馴染めなくて、学生の頃に観たものからアレックスと一緒に観たものがすごく好きす。観たときの自分の感情やその頃の思い出が映画にミックスされているからなのかもしれません。
新しいものを見てもあまり心が震えなくて、それが作品のせいなのか、わたしが心を閉ざしているからなのか、よくわからないですけど。
アレックスは仕事中の事故である日突然亡くなってしまったので、元気で頼もしくてかっこいい若い彼しか記憶になくて。ステキな思い出がいっぱいなんですよ~
蛍さん、わたしこそいつもありがとうございます。
__桐花
breezemaster
おはようございます^^

タイトル、雲の中で散歩、なんだろう~だったんです。
秋、🍇の収穫の季節、食べる🍇、ワインになる🍇、
🍇って、大昔から、人々の役に立ってきたんですよね
アレックスさんとブドウ狩りに行かれたんですね
素敵な秋の時間が、流れていたんでしょようね

そして映画好きな私ですが、知らなかった「雲の中で散歩」、
葡萄園を舞台にロマンティックなラヴストーリー、
アレックスさんと桐花さんの物語のよう~
見てみたくなりました、今度見てみますね^^

桐花さんの物語、サザンのこの曲が似合います^^
https://www.youtube.com/watch?v=zaGAfo_yJLI
hotaru-3939
桐花さん、こんにちは!
桐花さんのこの記事を読みとても感動させられました。
昔の映画ってステキですよねぇ~
桐花さんはお若いでしょうが蛍は後期高齢者ですので
この『雲の中で散歩』の時代を思い浮かべます。
アメリカにいた頃の桐花さんは幸せだったのですね。
ご主人もお元気で、どんなにが毎日が楽しいかったことでしょう。
想い出がいっぱいですね。
言葉にはうまく表せませんが桐花さんのステキな記事に
感動しています。
いつもありがとうございます。
sukekaku5th
ショカさん、こんにちは~
11月にこの暑さ、信じがたいですね。
来年に、そう話せたらいいですよね。戦争、はやく終わってほしいです…!
すごく美しいステキな映画なんですよ^^
「収穫の秋のひかり」 うん、ほんとうに。りんご狩りもそうだったけど、田んぼの稲の実りなんかでも感じますね。
「豊かでシアワセで、少しさびしい。」なんかすごくわかります…!
__桐花
sukekaku5th
あおぞらさん、こんにちは。
たしかにキアヌ若いですね!たぶん『スピード』とかで売れはじめた直後くらいの作品なんじゃないでしょうか。
公開当時に見たワケではないのですが、冬の暖炉脇でアレックスとDVDで観た思い出の作品です。
映画はカリフォルニアのナパ・ヴァレーが舞台なんですが、わたしたちが毎年ぶどう狩りに行っていたのもすぐそばで。
なつかしいです~
__桐花
sukekaku5th
shimaさん、こんにちは。
わたしのブログを読みながら、雲の中で散歩をしているような気持ちになってくださるなんてとてもうれしいです。どうもありがとうございます。
そうなんです。オープニングクレジットの玉ボケは朝露に輝くぶどう。とっても美しいのです。
あらすじだけでも惹きつけられていろんなことを感じたり、わたしの気持ちも察してくださって、感激です。
ポールとヴィクトリアの恋の行方も大事ですが、shimaさんが読み取ってくださったように、父と娘(父と息子のドラマもあります)、祖父、家族の物語でもあって、とても奥深くて感動するし、ユーモアもあるし。隠れた秀作だと思います。
機会があったら、ゆっくりと千恵子さんと見てほしいなーって思ったりしています。
__桐花
tsn24502
桐花さん、こんにちは。
夏日の記録更新が、11月になってもつづくなんて・・
来年になったら、去年は酷かったね、と、
戦争のことも含めて話せたらいいね。

観てないけど、すばらしい映画のよう。
桐花さんの記憶と重なるならなおでしょう。
収穫の秋のひかりは、
豊かでシアワセで、少しさびしい。

ショカ
kimibluekimi
桐花さん、こんにちは。
雲の中で散歩、あちこちググってみたらば、ほんのさわりを出しているものがあり、ちょこっと覗いてみました。(エヘッ;)
キアヌ・リーヴスが、若い!
え、そこ?という感じですが、相当若い頃の作品なんですね。
その彼が夢の中のような出来事に関わっていくのかなぁと。
確かにアメリカの古き良き時代とも言える頃なのでしょうか。
そんなことを思いながら、この情景を見ながら桐花さんご自身がかつてのご主人との事に思いを馳せておられたのだなと感じます。
淡い、少しセピア色の(でもないか;)の甘い思い出。
きっと素敵なひとときだったのでしょうね。
fumiel-shima
桐花さん、こんにちは。

今日も桐花さんの綺麗で清々しく、また温かい言葉や文章の
糸で紡がれ、織られたような幻想的な世界に立った私は
ゆったりとその中を歩いているようで、まさに「雲の中で散歩」を味わっています。

>瑞々しい玉ボケの
美しい映像に・・・
これが葡萄だったのでしょうか・・・

私は映画の「雲の中で散歩」を見ていませんが、あらすじを読んでそれぞれのシーンや登場人物の気持ちを考えると胸が締め付けられたり、またある種の解放感のようなものに浸ったり・・・

相手を想うが故の揺れ動く気持ちや葛藤・・・
私達の身近にもあり得るような家族達の気持ちや愛情・・・
これらも充分伝わってきました。
何となく桐花さんの気持ちも少しわかるような・・・

祖父のドン・ペドロの優しさやビクトリアの父アルベルトの頑固さなども何ら不思議ではない様な気持ちもしましたし、何よりも主人公ポールの複雑な心境と本当の気持ちが簡単なあらすじからも伝わってきました。

一旦、故郷へ帰り、再び葡萄園を訪れたポールと酩酊したアルベルトの争いがもとで葡萄園が全焼した後の土の中に生きている元根がアルベルトの心を開いたという展開が素晴らしいと感じました。

桐花さんの言葉や文章とんネットの簡単なあらすじを読んで
思ったことが『今度DVDを探してゆっくりと観たい・・』と
いうことでした。

そして何度も何度もふわふわと雲の中を散歩してみたいと思います。
sukekaku5th
fukurouさま、こんにちは。
恋愛ものというより家族をテーマにした人間ドラマっていう感じもあります。
情景がとても美しいのでそれだけでもおススメできます。
fukurouさんは花や鳥や虫を愛でて追いかけて、大阪だけじゃなく木曽で暮らされていて、心豊かな生活に感じられます。味気ないなんてこと、ないと思います^^
__桐花
sukekaku5th
みぎまゆさん、こんにちは。
ぶどう畑のシーンはみんなステキです。とても美しい映画なのでおススメです~
みぎまゆさんちの葡萄はすっごくおいしそうで羨ましいです^^*
__桐花
fukurou
桐花様
おはようございます。
綺麗な写真ですね。
こんな一コマを見せられると映画を見たくなってしまいます。
私もラブストーリーは苦手。
そう言えば最近映画も見ていません。
なんとも味気ない生活を送っています。
migimayu1080
古き良き時代… まだ見たことはありません。
でも 葡萄畑の映像が気になるのでちょっと見てみたくなりました♪ 我が家の葡萄たちはビニールハウスの中なので そんなに美しい姿は見せてはくれないなぁ(笑)
sukekaku5th
d-i-o-sさん、こんばんは~
葉っぱも紅葉してました。
(高揚っていうもその実、あってますよね^^)
玉ボケ、どうしたらそうなるのか、わたしはよくわかってないんです^^; 被写体の向こうに木漏れ日があるとなるのかな?って思ったり。でも、わたしにとって偶然の産物です~
ちゃんと勉強すれば、意図的に撮れるんですよね...?
__桐花
d-i-o-s
こんばんわ!
素敵なぶどう写真ですね~ 葉っぱも高揚してるのかしら?w
いえ、紅葉
最近玉ボケとろうと試みましたが、なかなかうまくいきません。逆光でとればいいのですよね?
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