事あるごとに、山においての非常通信と言う事で書いていますが、
今一度、書いてみたいと思います。
最近、多いのが通信手段として携帯電話やスマートホンを持って山に来られる方が多いのですが
第1番の通信手段として必要なものであり、緊急通報などを行う際にも
必要なツールとして重要なものでもあるのは、否めない事だと思います。
しかし、中継局を必要とし中継局まで電波が届かないと通信ができない!
つながったとしても、地元の救助機関につながるとは限らない・・・電波の特性上
遠くの中継所・・・他県などの救助などを行う機関につながる事も考慮し
自分が登っている山の都道府県・山名・救助地点などを、なるべく詳細に伝える
事も必要となってきます。
そこから、地元の救助機関などへの連絡がなされると思いますので、慌てず、自分がどこにいるのか
通信を受け取った機関の方へ詳しく伝える事が重要となってきます。
次に山間部においては、中継所に必ず電波が届いて通信が出来るかと、言えば、山岳地帯は
複雑な地形からも電波状況が良くない事が多い場所でもあります。
この事からも第二の通信手段として、携帯電話などが普及する前から通信手段と言えば、無線機を
使っての無線通信でした!
なぜ、今さら無線なんだと言う方もいらっしゃるかと思いますが、無線機を使った通信は
⁂ 通信を行う際の送受信を無線機本体で行う事が出来る!(携帯電話のように中継所を還さなくても通信ができる)
⁂ 通信を行う際の注意点としては、電波が届く範囲も限られますが、電波が続く範囲内にいれば
同じ周波数を使っての交信が可能となる!(迷った山などが特定でき無線機の周波数などが分かれば
現場となっている山に入って捜索活動を行う際などに電波の強さや状況・安否の確認などが出来
やみくもに、捜索を行うよりも状況を確認しながら捜索範囲を詰められる事なども考えられ
探す側も早期発見や要救助者となった場合においても、やり取りが出来る事により安心感が
保てるのでは無いかと思われる点もあります。
⁂ また、無線機は乾電池が使える機種が多いので、予備電源として乾電池ケースと予備の乾電池を、持って置く事を
習慣づけていただけたらと思います! これまでの遭難事例では携帯電話のバッテリーがなくなり
通報の第一歩から連絡が取れなくなった!と言う事となり、状況が分からず捜索活動に時間がかかったと
いう例も、これまでに多々ありました!
⁂ この事は、大地震などにより被災した時点でも同じことが考えられ、第二の通信手段を持ち合わせる事により
片方が、だめでも、もう片方の通信手段を持ち合わせる事により連絡手段を確保できるという事が可能となり
いざという時に、役立てる事が出来るのでは無いかと思われます。
⁂ ただし無線機も 使っている周波数・電波が届く範囲内にいるなどの条件がそろわないと交信ができませんが
事前に出す登山計画書の中に無線機の種類・周波数などを書きこむ事や家族・知人などに同様の事を
知らせておく! 遭難発生させた事を関係機関などに第一報として携帯電話などで知らせた時
使っている無線機の種類や周波数・予備のバッテリー・乾電池などを持っているかなどを伝える
事により携帯電話がダメな場合、無線機を通じて、やり取りが可能か、どうかなどの判断が出来るのでは
無いかと思われますので、できれば、第二の通信手段としての無線機を持ち合わせていただきたいものです。
⁂ 特に団体での行動を行う、責任者の方などはバスの中で待機しているスタッフの方に1台(免許を必要としない
デシタル簡易無線 要登録が必要・)(特小電力無線・免許が不要)などを持ってもらう事をお勧めします
ツァーなどで来られた際に、バスで待っている方などは、いつ下山してくるのか??状況が分からない??
などの状況がをよく見受けられます! このような状況を無くす意味や緊急時において関係機関への連絡をお願いする
事や業務連絡を行う際においても、後どれ位で、バスなどの集合場所に集まれるなどの状況連絡などもできる事に
より、お互いの不安事例などの解消にもつながるのでは無いかと考えられます。
また、現場においては、リーダー・サブリーダーなどが数人無線機を持ち常に連絡を取りながら行動を行う事により
行動中、不意な出来事が起きても、お互いに連絡をとる事に最初減に物事を解決できる方法を模索することもできるのでは
無いかとおもわれます。
この場合においても、先頭に行く人・中央にいる人・最後尾にいて人数確認などの点検項目が出来る方
など、最低でも3台~4台の無線機を持てる人・理想は6~7台の無線機があり(予備も含めて)なのですが
途中、具合が悪くなった人を引率して行く人などのやり取りができる人の数はそろえて置き
万全の対策が必要では無いかと思われます。
(できれば、リーダー各の人には高出力が出せるデジタル簡易無線・登録局)(アマチュア無線・免許局)
を持ち合わせていただければと思います。 グループ内は、特定小電力無線・免許不要局
などの無線機と2台持ち合わせるなど危機意識を常に持って行動を行ってほしいと思います。
下記に山岳遭難たいしての通信のあり方が書かれた記事のリンクを張り付けておきます。
http://www.sangakujro.com/%e6%95%91%e5%8a%a9%e8%a6%81%e8%ab%8b%e3%81%ae%e6%96%b9%e6%b3%95/