都心から離れた東松山という駅を降りて、車で12分。
《原爆の図》で知られるその美術館は、夏草しげる小道の先に現れました。
昨年秋の台風でも被害を受け、コロナの影響で4、5月の閉館を余儀なくされ、美術館存続の危機に陥りました。
寄付を募ったところ、世界中から支援が届いて、再開にたどり着けたそうです。
水墨画家 丸木位里と、油絵画家 丸木俊、夫妻の共同制作による《原爆の図》連作は、
言葉を飲み込ませるほど圧倒的な熱量をもって訴えかけてきます。
いつまでも平和が続きますように。と祈らずにはいられない場所。
#丸木美術館
https://marukigallery.jp/

アトリエにて。
水墨画家 丸木位里と、油絵画家 丸木俊、夫妻のアトリエも、そのままに残されています。
大作を展示する美術館につながっています。

アトリエの書架は、資料の重さから弧を描いて歪んでいます。
窓から目の前の都幾川が見えます。
今夜は来館者による灯籠流しがあるそうです。

天井、梁、修繕が必要じゃないかしら、と思います。
館内には朗読活動をされている吉永小百合さんの言葉も額に納められていました。