墨美神®︎ 鳳香〜歌川派墨絵師のすみeブログ

大臣賞受賞 墨絵師 樋口鳳香のアート系ブログ
墨で描くかぐわしき眼差しの美神たち〜『墨美神®︎』展覧会情報

艶画、描きました。【樋口鳳香・墨美神展】

2020-11-04 12:30:30 | すみe-ART Exhibition

11/7(土)12:30より開催される【樋口鳳香・墨美神展】

実は今回ちょっとだけ挑戦的な艶画を、1点出展しています。

最後の最後、会期直前まで描いていた作品です。

今回の『墨美神展~たわわな美神たち』の創作に向き合うにあたって、

浮世絵ブームの助けもあって、たくさん鑑賞して、学んできました。

その流れの中で、江戸の絵師で春画を描いていない絵師はいない

という事を知りました。

春画と聞くと未だにタブー視をする方もいるのかな?とも思いますが

ウィットに富んだ笑いを誘う仕掛けがたくさんあるのが主流です。

そのため笑印=わ印、とも呼ばれていたそうです。

江戸時代は貸本業が盛んでしたので

「新しいワ印あるかい?」と話しかけたりしたのでしょうか?

それはさておき

絵師の腕の見せ所とばかりに、隅から隅まで笑いと技巧に富んだ作品もあれば

池大雅は、ほのぼのとするゆるキャラ系の春画を残しています。

そんな彼らの情熱を垣間見て、そのエッセンスの一滴でも墨美神に加味できないものかと考えた次第です。

そこで、墨美神の上品さ洗練さを残しつつ、エロスの味をいつもよりほんの少し深煎りにしてみました。

次の創作に繋いでいく、トリガーになると面白いかなと思っています。

ぜひ、会場でご覧いただければ、と存じます。

もちろんお求めいただけたら、至極恐悦です。



熟れてゆくwm




チラシミュージアム直前3


墨美神展DM裏スクショ



【樋口鳳香・墨美神展】~墨で描くたわわな美神たち

かわうそ画廊
(中央区新富1-8-11東新ビル4F)
11/7(土)~11/11(水)12:30~18:00(最終日16:00閉展)


※全日終日の在廊は予定しておりません。
 画廊に来ていただくお時間をメッセージなどでお知らせいただけば、
 その時間帯に在廊するように調整いたします。
 どうぞお気兼ねなくご連絡ください。






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宮沢賢治の世界と墨美神

2020-11-04 07:30:30 | すみe-ART Exhibition

「水仙月の四日」は宮沢賢治の童話。

雪の精霊と言えばいいのだろうか、「ゆきばんご」と「ゆきわらす」が、
買ってきたザラメで作るカリメラに焦がれながら、家に向いて雪道をひたむきに行き進む赤い毛布のこどもを、
その魂ごと奪おうと吹雪で襲う物語。



今回の墨美神展では「水仙月の雪」と題して、

降り荒ぶ雪の森をイメージさせる作品を描きました。

そして、作品ご購入の方にプレゼントさせていただく

『水仙月の森』コースターも同様にこの物語をイメージして描いたものです。



墨美神展は、まるで葡萄の房のように、

アートを越えて、たわわにイメージが膨らむ展覧会になると思います。

どうぞよろしくお願い致します。



水仙月の雪wm

「水仙月の雪」(部分)



コースタータテ

直筆『水仙月の森』コースター




チラシミュージアム最新


個展【樋口鳳香・墨美神展】〜たわわな美神たち
かわうそ画廊
(中央区新富1-8-11東新ビル4F)
11/7(土)~11/11(水)12:30~18:00(最終日16:00閉展)


※プレゼントは「直筆コースター」と「墨美神缶バッチ」の2種類ご用意しています。
 作品1点につき、いずれか1つのプレゼントとなります。

※プレゼントには数に限りがあるため、先着順となります。ご了承ください。





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