今回の墨美神、髪の毛の表現が変わったと言われました。
実はこれは唐獅子をイメージして描いたものです。
インドから伝わったと言われる獅子(ライオン)は、百獣の王、瑞獣と考えられ、
美術品の意匠として巻毛のたてがみを蓄えた勇壮な姿でさまざまな作家により表現されてきました。
高倉健さんの任侠もので印象付いてしまった『唐獅子牡丹』ですが、
本来、百獣の王「獅子」と百花の王「牡丹」は、吉祥の意味を強めた組み合わせで、
美術品や着物の意匠として用いられてきた格調高い意匠です。
百獣の王の獅子が唯一恐れるものが”身中の虫”で
獅子の体内で繁殖し皮や肉を食い尽くすといわれる害虫ですが、
牡丹の花から滴る朝露で死ぬため、獅子は牡丹の花の下で眠ると言われています。
いくら権力や名誉を誇示しても、自己破滅の要因は外的なものではなく、
実は己にあるという戒めでもあるそうです。
そんな背景があり、今回は唐獅子墨美神と牡丹の組み合わせで展開しています。
多くの方にご高覧いただけますように。
墨美神®︎とともにお待ちしております。
【奇しものの怪】
会場:ギャルリーラー(銀座1丁目奥野ビル6階)
会期: 8/14(月)~8/20(日)・12:00~19:00
(最終日は16時からインド音楽ライブのため一旦閉め、その後20時まで開廊予定)
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