現在日本のある “新しい流行” に、世界がビックリ仰天している。その流行とは、ズバリ “ベーグルおでこ”!
この日本のベーグルおでこを世界に紹介したのは、海外テレビチャンネル「ナショナルジオグラフィック」のドキュメンタリー番組「TABOO」。その番組のなかで、「ベーグルおでこが身体改造界の新トレンド?」と紹介されると、海外の有名ニュースサイト「Daily Mail」や「Huffington Post」もこぞって、日本の奇抜な流行としてベーグルおでこを紹介していった。
するとTwitterやFacebookを通して、ものすごい勢いでこの日本のベーグルおでこは海外ネットユーザーたちに知られていき、ついには世界も注目する日本の “新しい流行” となってしまったのだ。
それでは、現在話題沸騰中のベーグルおでことは、そもそも何なのだろうか? 簡単に言えば、生理食塩水を注入して作るベーグル状のおでこのことである。作り方はいたってシンプルで、以下の通りである。
【ベーグルおでこの作り方】
1. おでこに注射を刺して、400ccの生理食塩水を2時間かけて注入する
2. おでこがふくらんだら、その中心を親指でしばらく押さえ、くぼみを作る
これで完成である。番組のなかでは、実際に3人の男女がこのベーグルおでこを体験しているのだが、そのうちの1人Johnさんがおでこに食塩水を注入している時、次のようなことを話している。
「なにか水滴が、おでこの上にポタポタ落ちてきている気がするんだけど、何か落ちてきてる?(他の人が落ちてきていないと伝えると)そうなんだ、これはおでこの中に食塩水が入ってきている感覚なんだね。ワオ!」
うーん、なんとも想像しがたい感覚である。そして3人は完成した自分のベーグルおでこを見ると、「自分がおいしそうに見える」や「カワイイ!」などそれぞれの感想を述べており、激変した自分の顔をかなり楽しんでいるようだった。
このベーグルおでこ “ブーム” の火付け役となったのは、身体改造アートの日本人パイオニアであるケロッピー前田さんで、彼は2003年に海外で食塩水注入を体験し、2007年に食塩水注入のためのチームを東京で結成させた。
ケロッピー前田さんの話によると、食塩水注入は体のどこにでもできるらしく、これまで自分の陰嚢(いんのう)に食塩水を注入した人もいたそうな。
ちなみに、このベーグルおでこは16時間から24時間すると、生理食塩水が体に吸収され、完全に消えるので、永久的にそのまま残るというわけではない。しかしベーグルおでこは、その道のプロが一緒にいてこそ、安全に行えるものなので、決して個人で勝手に行わないよう注意して頂きたい。
(文=田代大一朗 氏)
ええええ~~~~!!! そんなのほんとに流行ってる~???