明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

お悩み相談へのご回答 -「寄り添って支え合う」姉妹であるために-

本日は、カウンセラー養成講座の宿題として「お弟子仲間からのお悩み相談」にご回答します。

 

以下がご相談の概要です。

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・三姉妹の長女さんからのご相談

・もともとは長女のご自身が一番優秀で、ご両親の愛も一番ご自身が受けていた

・子どものころから、常に姉妹間で競争関係にあった

・一方で買い物や恋バナを一緒にするなど、とても仲の良い姉妹であった

・しかし、妹2人が先に結婚してから関係性が変わってきた(ように感じる)

・姉妹3人でLINEをしているときも、妹2人は共感しているがご自身のネタはスルーされがち(と感じる)

・昔のように寄り添って支え合える姉妹になりたいが、どうすればよいか

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以下がご回答になります。

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長女さん

 

こんにちは。

この度は我々お弟子仲間にご相談をいただき、ありがとうございます。

 

ご相談を拝見していて、まず仲の良い素敵なご姉妹だなと感じました。

若い頃は一緒に恋バナして買い物して、今はLINEグループで互いの状況をシェアし合って、定期的に集まって・・・

そんな友達のような近しいご家族がいらっしゃることは素晴らしいし、ご自身にとっても心強いだろうなと感じました。

 

一方で、子どもの頃からご両親の愛情や優秀さを巡った姉妹間の競争もあられたということでした。

 

ご相談から推察するに、子どものころから「強くて優秀で、親から最も愛されるお姉さん」であったご自身のお立場が、長い時を経て変わった(ように感じている)ことにストレス(寂しさ?)を感じていらっしゃるのかなと推察しています。

 

すこし回りくどい文章になりましたが、この「(ように感じている)」部分が大事なポイントでして

 

事実としては以下のように見受けられます。

 

「立場が変わった」 という確たる事実は無い

「妹たち同士は共感しあっているが、私に対しては違う」 という確たる事実は無い

「3人グループの女の子で私だけのけ者にされている」 という確たる事実は無い

 

なので、一つの確たる事実があるとすると

 

ご自身が「そう感じている」

 

・・・ということなのです。

 

禅の教えに「事実と想像を切り分ける」という考え方があります。

 

ご自身の立場が変わった、共感してもらえなくなった、のけ者にされている

 

ように感じる・・・

 

これらは事実ではなく、あくまで長女さんご自身の想像です。

 

では、なぜ長女さんはそのように想像してしまうのでしょうか?

 

その背景にあるのは、ご自身の以下のような「感情」ではないでしょうか?

 

「私がのけ者にされているようで寂しい」

「私にだけ共感してくれないようで寂しい」

「私がある話題について語っているのに話題を変えられてしまうと、私の話が聞いてもらえていないようで寂しい」

 

そんな柔らかくて弱いご自身の気持ちが隠れているとしたら、どうでしょうか?

 

別の方のご相談回答にも記載いたしましたが、

 

感情は、正面からしっかり見て感じ切ったときにお空へと消えてなくなります。

 

「わたしは、寂しいんだ・・・」

「わたしは、ちゃんと話を聞いてほしいんだ・・・」

「わたしは、昔みたいに妹に慕われたいたんだ・・・」

「わたしは、昔みたいに妹たちと仲良くしたいんだ・・・」

「わたしは、親の愛、みんなの愛をもらいたかったんだ・・・」

「わたしは、嫉妬されるくらい優秀な存在でありつづけたいんだ・・・」

 

そんなご自身の柔らかくて可愛らしい気持ちを、ぜひまっすぐ感じてみてください。

ノートなどに書いてみたり、カウンセラーに向かって吐き出してみるのもおススメです。

(その際はセッションにてお待ちしております笑)

 

そして、可能であれば長女さんのそんな気持ちを妹さんたちに向かって表現してみてください。

 

 

・・・

 

 

「できる訳ないやろ」

「アタシは優秀で強くて親の愛を一身に受けてきた、妹たちから嫉妬される長女やで!」

 

・・・こんな長女さんの心の声が聞こえてまいりました笑

 

そんな意地を張っている長女さんは、とても可愛いなと思います。

 

意地っ張りで全く問題はありません。

 

そんなご自身に、ご自分がそのまま〇をつけてあげてください。

 

強いオンナ・優秀なオンナ・愛されるオンナ

 

として生きてきた自分

 

そんな殻から抜け出せない、意地っ張りな自分

 

それでいいのです。

 

自己肯定感とは、よく「自分の長所に〇を付けること」だと言われます。

 

それも大事なのですが、もっと大事なことはむしろ逆側の自分に〇をつけることでして

 

寂しい自分

意地を張ってしまう自分

素直になれない自分

嫉妬する自分

 

・・・こういう自分にOKを出してあげることが大事なのです。

 

「寂しいアタシ、可愛いね」

「意地を張るアタシ、可愛いね」

「素直じゃないアタシ、可愛いね」

「嫉妬するアタシ、可愛いね」

 

ご自分の中にネガティブさを見つけたら、すべて「可愛いね」とコメントしてあげてください。

Facebookで「いいね!」ボタンを押すような軽いノリでやることがポイントです。

 

そんなご自分を「可愛い」認定することに慣れてくると、あら不思議。

 

長女さんが寂しい思いをするきっかけを作ったあの妹たち。

 

そんな妹たちのふるまいも、だんだん「可愛い」と思えてきます。

 

そうなると、細かい言動はあまり気にならなくなり

 

大人になっても妹たちとLINEを気軽にやり取りできる、定期的に集まることができる

 

「その関係自体が素敵で素晴らしい!」と思えるようになります。

 

相手との関係は自分との関係です。

 

まずはご自分との関係を最高にしましょう。

 

どんな長女さんも「可愛い」のです。

 

間違いございません(えへん)。

 

・・・最後に、一人っ子カウンセラーのもるもから見ると、長女さんの環境ってとっても素敵だなと思います。

 

私は一人っ子ですし、子どもはいないし、お父さんはヨボヨボですし、主人はかなり年上ですし、お母さんは好き勝手してて頼りにならないですし・・・

 

「そう遠くないときに自分はこの世にたった一人になるんじゃないか」と不安でいっぱいでございます。

 

だから、長女さんのことは正直言って羨ましいです。

 

「いいよな〜、助け合える妹たちがいてさっっ」

「アタシなんか、10年後には誰も身寄りがいなくなるかもしれないのに・・・」

「嫉妬しちゃうよな〜」

「むきーっっ」

 

・・・そんなアタシ、可愛いね笑

 

どうぞ、妹さんたちとの素敵な関係を今後も大切にされてくださいませ。

 

長女さんの幸せを心からお祈りしております。

 

ご参考になりましたら幸いです。

********

 

そんな嫉妬でムキーッとしてしまうカウンセラーもるものセッション申し込みはこちらから。

 

10月末まで無料セッションを行っております。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

明日も素敵な1日を。

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