本日は、根本裕幸お師匠のカウンセラー養成講座の宿題として
「お弟子仲間からのお悩み相談」へのご回答記事を書きました。
お悩みの概要は以下の通りです↓
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・独身女性の方からのご相談
・異性と仲良くなりたいけれども、デートやLINEを重ねて仲良くなると不安や恐れが出る。
・LINEを既読スルーされると「私は嫌われているかも」「彼は私に本気ではないんだ」と思ってしまう。
・彼に気に入られようとして、正直な思い、不安、不満を言えなくなる。
・本当は目の前の彼を信じたい、仲良くしたい。深く継続的な関係を築きたい。
・パートナーシップにおいて親密感を感じ、幸せな選択ができるようになりたい。
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(以下が回答になります)
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ご相談者さま
こんにちは。
この度は我々お弟子仲間にご相談をいただき、ありがとうございます。
まず、文面からご相談者さまがお悩みに対し素直に対峙し、しっかり自己分析をされていて、かつ「幸せになりたい!」という強い熱意を持ち、婚活アプリやパーティーなどで積極的に活動されている姿が伝わってきました。
内容から、ご相談者さまは内省力が高く、素直で、かつパートナーシップに対して前向きでいらっしゃる=深い愛情があると感じました。
こうした特性は相談者さまの長所→強み→異性からの愛されポイントですので、まずはご自身の魅力を照れずにしっかりお受け取りいただきたいと思います笑
そして、前向きに希望を持てば持つほど、うまくいかないことへの不安や怖れを抱くのは自然なことです。それだけご自身にとって大事なことなのですから。
「LINEの返信が来ない(既読スルー)と嫌われたのでは無いかと心配になる」のも、ご相談者さまだけでなく、私を含めたほぼ全ての女性が気にするポイントだと思います。
ただこの点についてはすでにGoogle検索にいろんなアドバイスが溢れていますし、聡明なご相談者さまはすでにそうしたHowToはチェック済みと思いますので、今回はそれ以外のポイントからご相談を拝見して参ります。
1:相手との関係は自分との関係(投影の法則)
「相手との関係は自分との関係」という言葉をご存知でしょうか?
人は、自分との関係をベースに相手との距離感を測ります。
なので、もし相手とのパートナーシップがうまくいかない/相手を遠く感じるのだとすると、それはご自分の本心との距離が離れている可能性が高いです。
「言いたいことを言えない」
「私らしくいられない」
こうした現象は、ご相談者さまがご自身の本心を採用できていない状態です。
なので投影の法則により「相手も相手の本心を採用していない」と感じます。
「彼は本気では無いのだ」
そう感じるとき、もしかしたらご自身の心の底にある以下のような本音が彼に投影されていたりしないでしょうか・・・?
・彼のことが大好き
・でも連絡が来なくて不安
・でも彼のことを信じたい・愛したい
・でも私だけが信じ/愛していて、彼がそうじゃなかったらどうしよう?
・私の愛は受け取ってもらえないかも知れない
・結果的に、私は傷つく/損をするかも知れない
・怖い・・・
・それなら「彼はもともと自分に本気じゃ無い」と思っておけば、これ以上傷つかない
・・・と考えてみたとき、どんな気持ちがするでしょうか?
ご自分がご自身の不安や怖さをしっかり見て感じたとき、その感情は成仏してお空へと消えていきます。
そして「彼も私と同じように不安や怖さを感じているかも知れない」と相手の気持ちを見る余裕が生まれます。
怖れや不安が愛へと変わる瞬間です。
相手の気持ちを測りかねて不安な時には、まずご自分の本心と繋がってみてくださいね。
2:パートナーシップはお互いの「感じ方」
「もっと楽しいパートナーシップ関係を作っていけるようになりたい」と明言されていらっしゃいます。前向きでステキですね!
その「楽しいパートナーシップ」実現のために考えたいことがあります。
それは「楽しいパートナーシップ」を成立させるためには、お相手も同じように感じている必要がある、ということです。
しかし「お相手がご相談者さまと楽しいパートナーシップを築けていると感じている」ことに、ご相談者さまはどうやって気づくのでしょうか?
お相手が言葉に出して「俺たちのパートナーシップってステキだよなぁ」とか言ってくれたら最高かもしれませんが、残念ながら愛情表現のニガテな日本人男性がそんな欧米ジェントルマンのような甘い言葉を口にすることはほぼ無いと思います。
もし口に出す日本人男性がいたら、それこそ「彼は本気では無いのかも(詐欺師?)」と疑ったほうが良いかもしれないです苦笑
ですが、実は彼のパートナーシップに対する考え方はこんなところに隠れている可能性があります↓
・デートに来てくれる
・話を聞いてくれる
・LINEを読んでくれる(返事は無くても)
・彼に気に入られようと優しく振る舞うご相談者さんを「可愛いな」と感じて見つめている
・不安や不満を言えないご相談者さんが本心を話せるまで、じっと黙って待っている
・そもそも上記のようなことには何も気づかず、ただなんとなくご相談者さんの側にいる
Mr.Childrenの「名もなき詩」の歌詞に以下の一文があります↓
愛はきっと奪うでも 与えるでもなくて
気がつけばそこにある物
「パートナシップ」って、深くなればなるほど派手なアクションは何も無くなります。
(お互いが派手なアクションが好きで、心からそれをしている場合は別ですが)
「気づいたら、なんか一緒にいるよね」
・・・そんな感じです。
イメージは田舎の老夫婦です。
お互いルーチン的な生活をし、特にサプライズもなく、わきゃわきゃと盛り上る会話もない。
でもお互いがお互いをなんとなく思いやり、気遣っている。
「楽しいパートナーシップ」って、そんな老夫婦のような、例えるなら静かな海辺のようなものなのです。
海辺でさざ波の音を聞くような、リラックスした気持ちでお相手とご自身とのパートナーシップを見つめてみてください。
そこに確かにあるお互いの愛情が、じんわりと見えてきます。
3:まとめ
ご相談者さまが「楽しいパートナシップ」を実現するために大事なことは
「これは愛情の証拠」「あれは愛情が無い証拠」とお互いの言動をアクションレベルで鑑定することではなく
ご自身が「お相手を大好き」「お相手との時間が楽しい」「お相手を愛したい」「でも不安で怖い」と思う素直な気持ち
そして、お相手の愛情のサインを受け取る気持ち
(これについては、同じMr.Childrenの「Sign」の歌詞が秀逸です。私が歌詞分析も書いてますのでよろしければご一読ください笑)
これらをしっかり感じることでは無いかと、ご相談を拝読していて感じました。
パートナーシップとは形ではなく「お互いの感じ方」です。
どうか、形にとらわれず、ご自身とお相手の愛情をまっすぐに感じてみてください。
結果として、ご自身とお相手の中にある深い愛に気づくはずです。
その愛が、揺るがないパートナーシップへと繋がっていきます。
ご相談者さまは、持ち前の素直さと愛情の深さで、必ず「楽しいパートナーシップ」を実現します。
その日が来ることを楽しみにお待ちしております。
ご参考になりましたら幸いです。
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以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日を。