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明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

【ココロノマルシェ】ご相談への回答 -後輩のペースに合わせられない-

こんにちは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もるもです。


本日はオンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」のご相談に回答いたします。

エスティティシャンで店長、かつ後輩の離職に悩んでいる ふー さんからのご相談です。

(以下、ご相談内容になります)
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こんにちは。

私はエステティシャンをしており、10年ほど店長をしています。
小さな会社で同じ立場の人間はいないので、相談できる相手と言えば上司の社長くらいです。

10年間色んな人が入社していき辞めていきました。
結婚、妊娠、転勤、転職など様々な理由があり、直接的に私と馬が合わないとかで辞めたことはないと思います。

辞める前にはいつも私が相談を受け、出産などのやむを得ない理由を除くと大体が体力的にしんどい、拘束時間が長い、施術が上手くいかないという悩みでした。

私的にはかなり研修に時間を使い、気を配り接してきたつもりです。
楽しくやりがいを持って欲しい、成長できる場でありたいと考えて全力でやってきました。

ただ鬱っぽく追い込まれてしまう子が多いのです。
そして先日、辞めたいと追い込まれている後輩に「気遣って声をかけられるのが苦痛」だと言われました。
そこでもうどうしていいかわからなくなってしまいました。

今まで私がしていたことが全て間違っていたのかもという気持ちにもなりましたし、これからどうやっていけばいいのだろう、辞めちゃう子は私が管理できていないからなのか、、と悩んでいます。

私は計画立てて効率良く動きたいタイプで、要領がいい方だと思います。
仕事であまりつまずいたことはないし、人に頼らずとも自分で勉強したり常に向上心を持っているので、ついていけないと思われてそうです。
周りに何かを強要することはないですが、完璧で隙がないと言われます。
なのでそれと比べて後輩には「わたしにはふーさん(私)みたいにできないので自信ないです」と言われたりします。

ただすごくマイペースな子に合わせる方法が私にはわからないのです。
もちろん「なんでできないの?」.みたいなことを言ったり態度に出すようなことはありません。
本心ではこの子不器用だなぁとは思うこともあります。
バカにしてるとかではないです。

ただ私といるとプレッシャーになっているのかな?と感じたりもします。

私が店長だから下の子が続かないのかな、、
私が全力で頑張ることはみんなを追い込んでしまうのだろうかと悩んでいます。
ちなみに怒ったりすることはないですし、売上が悪くてもどうこう言うことはないです。
ただちゃんと仕事していなかったり、サボっていたり、言ったことをしていなかったりすると注意することはあります。
(衛生面や、お客様への失礼な態度など)

ずっとついてきてくれている後輩もいますが、多くの子が辞めてしまう原因の根本に私のストイックさが関係しているのかもしれないと不安です。

私はどういう立ち位置であれば良いのでしょうか、、
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(以下、ご回答になります)
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こんにちは。
この度はご相談をお寄せくださり、ありがとうございます。

ご相談を拝読していて、まず思ったのですが

エステティシャンってそもそも離職率が高い業界では無いですか?

Google検索で調べてみたところ、こんな記事が出てきました↓

エステティシャンは入社して3年以内で辞めてしまう人が半数を超えている

ご相談文を拝読していて、ふーさんは後輩が離職する原因としてご自分の後輩への接し方に問題があるのでは?と疑惑を持たれているようですが

そもそもふーさんが先輩であっても無くても、エステ業界自体が離職率が高い業界なのですから

後輩が辞めてしまうことはある程度不可抗力と言えます。

またエステ業界で無くても、女性社員が離職しがちなのは全業界共通の課題でして

私が勤めている会社や参加している女性管理者の異業種交流会においても

結婚・出産・旦那様の転勤を機に職場を離れる女性の多さはよく話題に上ります。

女性はライフイベントにより働き方を変えざるを得ないことが多いので

そもそもふーさんが後輩に慕われているかどうかに関わらず

ライフイベントがきっかけで職場を去ることが多いのでは無いでしょうか?

また、私自身がエステに通っていた経験から想像するのですが

エステティシャンのように顧客女性の非日常の時間において、肌に直接触れながら癒しと美を与える仕事は

気遣いや心遣いが大事で、精神的にも肉体的にも疲労を感じやすいと推察されます。

表向きは美を扱う美しい業界ですが、そのイメージと現実とのギャップを感じて業界を去る方も多いのでは無いでしょうか?

以上は、カウンセラーとしてよりはサラリーマンを22年続けてきた私の視点からのコメントになります。

本件について長く書いたのは、私にご相談を頂く働く女性のお悩みの中において

そもそもご自身の心の在り方では無く、環境・業界・女性のライフスタイルなどの外部要因に原因があるケースに多く遭遇するからです。

外部要因はご自分の心の在り方を変えたところでコントロールすることはできません。

ですので、それに対して

「私の気の持ちようが変われば相手は変わるんじゃ無いか・・・」

と考えても仕方がありません。

まずは、ご相談いただいた課題はご自身の心の在り方や相手への接し方が変われば変わるものなのか?

その点を考えて頂くことをオススメいたします。

そして、その上でふーさんの心の在り方について考えたいのですが

ご相談文を拝読していて、ふーさんのお悩みには以下の前提があるように見受けられました。

・私は気遣いができ、優しく、優秀で、後輩に慕われる先輩店長で無ければいけない
・私は後輩を離職させてはいけない
・私の接し方がよければ、後輩は離職しないはず

2ポチ目、3ポチ目の「前提」については、前述のコメントを参考にぜひご再考いただければと思います。

心の在り方として取り上げたいのは1ポチ目でして

「私は気遣いができ、優しく、優秀で、後輩に慕われる先輩店長で無ければいけない」

まず、この言葉を声に出して読んでみてください。

・・・いかがでしょう?どんな気持ちがしますか?

もし「何言ってんの?そんなはずないじゃない」と思われるのであれば

もうご相談はほぼ解決に近いです。

既にお気づきの通り、それは思い込みに過ぎません。

よい店長じゃ無くたって何も問題はありません。

ぜひ「よい店長」になることでは無く、ご自分の本来の目的に向かってお仕事をされてくださいませ。

でも、きっとお優しいふーさんのことですから

この言葉を言ってみたときに、きっと心がザワザワされたのでは無いでしょうか?

心がザワザワしたということは、ご自分がそうした前提を持たれているということです。

では、なぜふーさんにはそうした前提があるのでしょうか?

カウンセラー的には、ふーさんが子どもの頃から今まで親御さん・きょうだい・親戚・先生・友達・彼氏たちからどんなメッセージを貰ってきたかに注目します。

もしふーさんにカウンセリングをさせていただくとするなら、その辺りを掘り下げて聴きながら、ご自分を苦しめるメッセージを手放していくお手伝いをさせて頂きます。

以上は根本的なお悩みへのアプローチになりますが

もっと即効性が強く、すぐに離職率の低下に繋がる手段をご希望でしたら

とにかく後輩を褒めまくってください。

どんな小さなことでも、気づいて褒めてあげてください。

「ちょっとやり過ぎかな?」と思うくらいがちょうどよいです。

人には承認欲求がありますので

自分を褒めてくれる人・大事にしてくれる人の下から去ろうとはしないものです。

それでも、前述のように外部要因で辞める方もいらっしゃいますが

「店長が私を褒めすぎるので、気が引けてしまって辞めたい・・・」

・・・こんな理由で辞める人はいませんよね?

相手を引き止めたければ、徹底的に褒めまくりましょう。

・・・でも、それはふーさんが本当に望んでいる姿でしょうか?

ご相談文を拝読していて、ふーさんは本当は人に慕われたい・好かれたいのでは無く

ご自分のエステティシャンとしての技術・能力を磨き、あくまでお客さまのことを第一にお仕事をされたいのでは無いかと感じました。

「店長」という肩書きがつくと、あたかも管理能力を伸ばさないといけないように感じてしまうかも知れませんが

それはご自身にとって本当に心地のよい役割でしょうか?

ぜひ、これを機にご自身が仕事において心から喜びを感じる瞬間やご自身が在りたい姿を棚卸して頂きたいと思います。

棚卸や在りたい姿を検討する(=ライフワークのデザイン)にあたっては、ぜひカウンセリングセッションをご検討ください。

サラリーマン22年・管理者カウンセラーのもるもがふーさんのライフワークデザインを全力でご支援させて頂きます。

ふーさんがエステのお仕事においてご自分の本来の目的に立ち返り、それを実現する日々を送って行かれることを、私は心よりお祈りしています。

ご参考になりましたら幸いです。
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(以上です)

最後までお読み頂きありがとうございました。
素敵な火曜日の午後を。

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