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明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

稲葉浩志「O.NO.RE」で描かれる心理の世界 その1

こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もるもです。

本日は、先日の記事に書きました稲葉浩志「O.NO.RE」の続きとして

歌詞の詳細分析をお届けします。

まず歌詞の冒頭で、飽くなき向上心に満ちた青年の心が描かれます。

どうしたらねぇ 
いかした人間になれる?
まだまだ奥は深いのう

これは若い頃の稲葉さんの気持ちそのものだったと推察されますし

一般的な青年の成熟した大人に憧れ、でもそれと比べて未熟な自分自身に対して苛立っている姿とも解釈できます。

しかし、そんな葛藤も稲葉さんの出身地である岡山弁で歌われることにより

少し和らぐというか、可愛らしい感じになるのが印象的です。

カッコつけていてもどこか抜けている。

そんな日本人に愛される伝説のロッカー、稲葉浩志らしい言葉の選び方です。

アタマん中で限界値を設定して
型にはまってほっとしてる

これは日本人ならほぼ誰でもあるあるな状況ですが

心理学的に言うと、いわゆる「メンタルブロック」です。

自分の才能や力を開花させない、本気でやらない理由として

「いや、私の実力なんてこんなもんでしょう」
「私の年齢では、これくらいが限界でしょう」

そんな言い訳をして、失敗した時の予防線を張りたくなるのです。

さぁ、そんなどこにでもいる日本の青年である稲葉さんは

この後サビで何を叫ぶのでしょう?

オノレを知れ そんで強くなれ
I can't get away
そうオレは静かに燃える

・・・なんと「自分を知りなさい」と言う

心理学の大原則を持ち出して参りました。

自己肯定感を得るための原則は、まず自分を知ることであり

自分を知った上で自分の良さ、強みを生かして行くことです。

また孫子の兵法にも書かれている通り

自分を知ることは、百戦に勝利するための重要なステップでもあります。

なぜ己を知り、そして強くなる必要があるのか

それは次の英語の歌詞に書かれている通り

"I can't get away (from myself)"

つまり「自分自身から逃げることはできない」からなのです。

歌詞はこう続きます。

身の程を知れ 力を抜け
You can't get away

この部分は、少し自分を客観視して

他者の目線から自分に向かって語りかける口調になっています。

「己を知れ」を他者目線から言うと

「お前はどれほどの者なのか?その身の程を知れ」

・・・そんな言い方になります。

それでいて次のフレーズでは「力を抜け」と

あくまでリラックスし、自然体でありなさいと語りかけています。

この「身の程を知れ」と「力を抜け」の厳しさと優しさのコントラストも絶妙ですよね。

ストイックでありながらも、人に対するさりげない思いやり・愛情を忘れない稲葉さんらしい内容です。

そして次には、例の「やりたきゃやりゃええんじゃやりゃええんじゃ」が続きます。

・・・1番だけでも素晴らしい歌詞で、本日はお腹いっぱいになりました。

2番以降の分析はまた後日。

最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も素敵な1日を。

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