明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

愛情を受け取れない・・・ -連続テレビ小説「スカーレット」より-

八さんの最後の愛の告白キター!

 

「僕にとって喜美子は女や、陶芸家やない」

 

アタシもこんな愛の告白されてみたいー!!

 

・・・でも、先週の予告編から察するに、

 

喜美子は

 

「私は女やない。陶芸家になります。」

 

って、答えるんでしょうね。

 

勿体無い・・・。

 

冗談でなくそう思います。

 

でも、それ以前に真面目な話、

 

火事のリスクがあるなら消防に相談した方がいいと思いますし、

 

立会いをする家族と新作にも共有しないと、いざという時みんな危ないと思います。

 

それすら顧みないのは、ちょっと狂気の領域に入っているように見えますね。

 

せめて、窯焚き自体を八さんに手伝ってもらえばいいのに・・・。

 

もはや喜美子にとって、八さんはパートナーではなく

 

自分のやりたいことを小言を言って邪魔する敵

自分を女扱いして自立を阻もうとする邪魔者

 

・・・という風に見えてしまっているのでしょう。

 

でもね、喜美子がこのままいくと、こうなっちゃうと思います↓

 

・男を敵としかみなせない人

・相手が自分の思う通りにならないと、感謝を忘れて敵に回してしまう人

・体力と負けん気に振り回され男性とガチで喧嘩をし、無駄にエネルギーを消費する人

・長い目で見ると周囲から協力を得られず、それが故に大きな目標を達成できない人

・自分の周りにはイエスマンしか残らず、成長が止まり心が孤独になる人

・孤独ゆえに、自分がコントロールできる相手(往往にして子ども)を心の恋人にしてしまう人

・そのため、子供の自由な言動・反抗期・自立を阻み、成長を阻害してしまう人

・成功しても周りには人がいなくなり、幸せに見えない人

 

喜美子は戦中生まれの設定で、大阪万博の頃は30代の設定です。

 

当時は現在とは比較にならないほど働く女性への偏見が強く、

 

そんな中で彼女がやりたいことを貫くには、こうするしか仕方なかったのかも知れません。

 

「女性でも成功できる」ことを自ら証明しないといけない時代です。

 

私も彼女と同じ年の頃は、人の助けを借りることが苦手でした。

 

今でも得意ではないですが、助けを借りること、弱さを見せることが

 

周囲に力を与える(私のために力になろう!というエネルギーが湧くので)ことを知っていて

 

自分でできることも、人にお願いしたりお任せしたりできるようになりました。

 

喜美子の熱意やムキになる気持ちはかつての自分とそっくりでして

 

理解できるのですが、理解できるがゆえに胸が傷んでしまいます。

 

もう少し、パートナーを信じて、愛を受け取ってあげればラクになるのに・・・。

 

八さんは、あなたを幸せしたくて守りたいから言ってるのに・・・。

 

喜美子も頭では分かっているんでしょうね。

 

でも、心がついて行かないのでしょう。

 

これも、よく分かるがゆえに胸が痛むところです。

 

多分、このまま成功しても、きっとどこかで悲しさや虚しさを感じるよ・・・。

 

そんな先が見えてしまう所にも胸が痛みます。

 

はぁ、痛い痛い。

 

そんな八さんの愛情を受け取れない、弱い喜美子さんのことを

 

これからも自分の分身として見守っていきます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

明日も素敵な1日を。

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