沼田町のトンボ、北海道のトンボ

北海道沼田町を中心に道内のトンボや自然観察しています。

過去の写真からその11 スナアカネ♂

2023-02-12 07:12:59 | 飛来種
先回のオオキトンボと違い南方から飛来するようで、太平洋側から広く飛来しています。
2014年まで北海道では非常にまれな種類でしたが、その後は飛来しない年もありますが、割と見受けられる様になっています。
以前に紹介したエゾアカネにもによく似ていますが、違いは体色は赤みが強い茜色で、複眼の下部分が青みがかっています。♂は胸部の斑紋も特徴的です。
とってもきれいで、大好きなトンボの種です。
タデの茎に止まる♂
多く飛来する場所はか、海岸付近の開けた開放水面で、大雨の水たまりにが好きなようです。

下から見上げた♂ 複眼と胸部の斑紋の特徴がわかりますね。
遠くから飛来するためか、翅が傷んでいる個体が多めです。
水辺に生えるカヤツリグサ類に静止する♂2枚 別個体です。
午前中は水辺周辺の低い草に多く見られます。

午後からは水辺周辺の小石や砂地に休んでいる姿が多くなります。

ホバリング中の♂
別個体の♂

過去の写真からその10 オオキトンボ♂

2023-02-11 10:49:48 | 飛来種
古くなりますが、北海道ではレアな飛来種です。
羽幌ビオトープで2009〜2010年に撮影した写真です。
ホバリングする♂ 2009年
石の上に静止する同じ個体の♂ 2009

2010年に撮影した♂ 3枚とも同じ個体です。

5年くらい前、北留萌地方に多く飛来したようですが、この4年間通ってますが出会うことができてません。
また、会えることを願ってます。

過去の写真からその9 エゾアカネ♂

2023-02-05 07:32:41 | トンボ科
今回もレアな種類で、道北では4〜5年前より生息湿地の乾燥で見つけることができなくなっています。
このときは午後から訪れたためか、メスや繁殖行動などは見られませんでした。
低木の柳の葉に止まる♂
緋色がきれいなトンボです。
全写真とも別個体の♂です。
密かに命をつないでいてもらいたいものです。

過去の写真からその8 クモマエゾトンボ♀

2023-02-04 05:45:50 | エゾトンボ科
今回は日本でも北海道のみで、それも高山でしか見られないレアな種「クモマエゾトンボ」です。
写真はGPSの表示高度ですが、1200mを超える場所でした。

クマザサに静止する♀
日本で見られるエゾトンボ科の中で最も小さい種だそうで、寒い地帯の種のせいか体毛が多く毛深いトンボです。

同じ個体の♀
この日は非常に暑い日で、標高1200mとは思えぬ気温だったためか、池を通り過ぎてそばの笹薮に止まってくれて右から左から撮り放題のモデルさんでした。
この場所は荒れた林道を2時間ほど登る必要があり、一昨年登ったときには道が大きく崩れもうなかなか行く機会がないかもしれません。