空や雲や海など
調子はおかしいけど
時間だけは冷ややかに淡々といつもの通り過ぎていく
もう11月なのだ
新しい年まで
60日を切った
誰もが避けることのできない
大変なことを
背中の大きさの分だけ背負っている
それ以上のことはないはずなのだが
何かそれ以上のことが
あるような不安な気持ちになる
ぽつり ぽつり と
水滴が落ちていくように
時刻は
人から逃げていき
消えていく
水滴が海に呑まれて
姿を消すように
時刻も
無限の時のうねりに溶け
跡形もない
12月になった
容赦もない
大震災に怯え祈り
荒れ狂う季節になすすべもなく
人はただうわさ話で気を紛らわす
年の瀬を指で数えられるまでになり
とても大事なものを失くしたような気持ちになる
でも本当に心に影を落とすのは
消え去ろうとしている
これからの時間
暗闇で絵を描くようなもの
なんの確信も持てないまま
進んでいく
すぐ隣に居る筈の人さえ
見失う
これでこの話は終わり
次はそれでも
光のような暖かいもの
そんな話もあること
そんな話がしたいな
調子はおかしいけど
時間だけは冷ややかに淡々といつもの通り過ぎていく
もう11月なのだ
新しい年まで
60日を切った
誰もが避けることのできない
大変なことを
背中の大きさの分だけ背負っている
それ以上のことはないはずなのだが
何かそれ以上のことが
あるような不安な気持ちになる
ぽつり ぽつり と
水滴が落ちていくように
時刻は
人から逃げていき
消えていく
水滴が海に呑まれて
姿を消すように
時刻も
無限の時のうねりに溶け
跡形もない
12月になった
容赦もない
大震災に怯え祈り
荒れ狂う季節になすすべもなく
人はただうわさ話で気を紛らわす
年の瀬を指で数えられるまでになり
とても大事なものを失くしたような気持ちになる
でも本当に心に影を落とすのは
消え去ろうとしている
これからの時間
暗闇で絵を描くようなもの
なんの確信も持てないまま
進んでいく
すぐ隣に居る筈の人さえ
見失う
これでこの話は終わり
次はそれでも
光のような暖かいもの
そんな話もあること
そんな話がしたいな