ジョン・コルトレーン テナーサックス
内的で激しい自己の探究者としてモダンジャズの中では欠かせない
一方で、情緒豊かな音楽を披露する
ジョニー・ハートマンの厚みのあるやさしい声もいい
John Coltrane & Johnny Hartman - My One And Only Love 1963
ジョン・コルトレーン テナーサックス
内的で激しい自己の探究者としてモダンジャズの中では欠かせない
一方で、情緒豊かな音楽を披露する
ジョニー・ハートマンの厚みのあるやさしい声もいい
John Coltrane & Johnny Hartman - My One And Only Love 1963
今のところ
死を見たり聞いたりしても
それほど心は動かない
もう一歩二歩近づけば何か変わるかもしれないが
今のところ変化はない
思いあがって死など何ともないと誰に言ううことでもないが
願わくば不意にやってきて姿を現すまでもなく神隠しのように連れて行ってもらいたい
行く先は知らぬ方がよい
生きているうちにあれこれ考えてきたのであの世のことまで頭はまわらない
今のところ
まだ精いっぱいなのだ
You'd Be So Nice To Come Home To
日本では「帰ってくれたらうれしいわ」
このタイトルを付けたのは、テレビでも活躍していた大橋巨泉氏
数ある中でやはり最もポピュラーなヘレンメリルのハスキーな歌声がいいですね
Helen Merrill with Clifford Brown / You'd Be So Nice To Come Home To
この歌日本の女性歌手も歌っています。
青江三奈
もう随分前(2000年)に亡くなられましたが、伊勢佐木町ブルースの最初の溜息のような声(リアル溜息?)が有名です。
ジャズもよく歌っていたようです。
多少演歌っぽいところがあったりもしますが、声と雰囲気でカバーしています。
You'd Be So Nice To Come Home To - Mina Aoe
幾人もの人がそうであったように
くたびれた長椅子に座ると
張付けの刑
もうどこへも逃れることはできない
壁の向こうに医師と看護師
罪暦と透かした一枚の画像
判決の宣告
時間が鉛玉のようにぽたりぽたりと落ちてくる
明日も生きるために来た
名前が呼ばれるまで
じっと待つ
伸びやかな歌声がとてもいい
当初はこの曲やたそがれマイラブなどのヒットソングを歌うのに抵抗があったそうだ。
年を重ねてからビートルズのポールマッカトニーがイエスタデイをステージで歌うのを聴いて、ヒット曲というものが人の心にしっかり沁みているのだとわかり、それからこれらの曲を大切に歌っていくようになったと。
2年前に食道がんがわかり、幾度かの苦難を乗り越え今年コンサートも予定されていたが、生憎の新型コロナ・ウィルスで延期になったようです。
復帰後の歌がどんなものか聴いてみたいけれど・・・
シルエット・ロマンス 大橋純子
ー光る街は嫌いだ
ぽつりと言葉を垂らす
黙っていると
ー光らない街がいい
そう続けた
身動きひとつない
目はずっと遠くを見ていた
僕は思っていた
光る街も光らない街も同じだと
彼よりずっと退廃的だった
軽快なピアノのウィントン・ケリー
Softly, As in a Morning Sunrise 朝日のようにさわやかに
早くこうありたいものです
ただし、この曲の歌詞では最後に朝日は恋の物語とともに消えていきますが・・・
Wynton Kelly Trio / Softly, As in a Morning Sunrise
ライオネル・ハンプトン ヴィブラフォン奏者
アルトサックス 泣いていますね 悲しいというより惜しんでいるような
続くトランペットやテナーサックスも何ともいえません
ベースはスラム・スチュアート
オクターブで同じラインでハミングしています
どのプレイヤーのアドリブも味がありすぎて・・・・
スターダスト 星屑 1927年の曲
Lionel Hampton All Stars / Stardust
Five Spot(Cafe)はかつてニューヨークにあったジャズクラブ
カーティス・フラーの柔らかいトロンボーンで大きな雲の中にいるような厚みのある曲になっています。
Curtis Fuller - Five Spot After Dark
苦しみで破れそうになる時
胸の形は変わらなくても
しまってある心はパンパンに膨れている
吐き出す言葉の波は荒れていて
思いもしない土砂が混ざったりもする
散々吐いた後
きれいになったかといえば
疲れただけで
空虚さが
一枚積み重なっただけ
また張ってくる
胸の形は変わらなくても
しまってある心が
いくら吐いても
張ってくる
また吐き出す
その時がやってくる
ただできるだけ
土砂が混ざらないように
川が濁ってしまうから
苦しみ理解しあい
痛み分かち合い
同じ希望を共に持っていたとしても
人はまたそれぞれ
おのずと違う
モダン・ジャズ・カルテット MJQ
ミルト・ジャクソンのビブラフォンを中心にクールなジャズ
ピアノはジョンルイスがギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトに捧げて作った曲
Modern Jazz Quartet Django
ドード・マーマローザ
のどかな山里を散策しているような気分になる。
Dodo Marmarosa - "Dodo's back!", 1961, Chicago (Full Album)
クラシックギターは一時一生懸命に弾いていた時期がある。
今は全くダメ、と告白しておく。
ジュリアン・ブリームは好んで聞くギタリストの一人
透明感のある音が好きだ。
ジョン・ウィリアムスとのクラシックギターデュオの名盤 "together"から
05 Duo in G, Op 34 Rondo
そのひとのあたまのなかにはべつなせかいがあって
そのひとはいつもそこにいる
ときどきそこをでて
しょくじをしたりあいさつをする
そのひとのはははずっとよりそい
ずっとそのひとのことをかんがえてきた
いまもそのひとのことをじっとみつめ
やさしいかおはしんぱいしている
そのひとはまちではじろじろとみられる
いつもなにかぶつぶついっているからだ
とつぜんわらったりもするので
ともだちはいない
まいにちべつのせかいでひとりだけど
はははそのひとのためならなんでもするので
人はあつまるんだけど
ともだちはできない
ひとりひとりみんなちがう
そのひともほかのひととはちがう
でもおなじにんげん
どうしてそんなめでみるんだろう