昨日の「TVタックル」勝谷誠彦氏が、ホリエモンの功罪について、
逮捕の際に東京地検に「逮捕のせいでオレの持ってる株が下がってしまった」という個人株主からの苦情の電話が殺到した
…という報道をひきあいに出して、このモラルの低下はどうしてくれる、というようなことを言っていた。
でもホリエモンはモラル低下を加速させはしたのだろうが、大元はではないだろう。例えばTBS乗っ取り未遂や楽天ポイント騒動でお馴染みの三木谷氏はホリエモンと同じく「六本木低モラル属」だが、ホリエモンは彼を生んでいないし、またその逆でもない。
すると大元はなにかといえば小泉-竹中の無秩序な規制緩和路線ではないのか?
新しいステップに進む時には、常に“功罪”があるとはいえ、モノを作るときもそうだが平行して常にエラーや犯罪などのマイナス面への準備も必要なのだ。
例えば銀行はシステムのセキュリティ面や事故の場合の顧客への補償などのについて無策なまま急激な機械化を行ったために昨今のような混乱を招いた。
株式市場にしても、そもそものマーケットの現場たる東証のシステムが脆弱なままであった。
“ウラワザ世代”のモラルのないガキどもをも市場に招き入れることで、一見すると市場の流動性は増したが、同時に毒もまわりきり、モラルと秩序は押し出されてしまった。
もともと株式というのは実際の業績とは関係ない部分で値が上がったり下がったりする場合があるが、それはアヤであって本質であるべきではないはずだ。
数字だけがひとりあるきしすぎると必ずツケはくる。事実、日本の「ITバブルは実体がない」という批判の声は海外からもある。
実際のハナシ日本のIT業界でGOOGLEが展開してるみたいな革新的なトピックって何かあった?i tuneだってアメリカからだしね。
国際競争力を高めるための緩和政策が、実際には海外からもバカにされて、しまいには外資系企業にハゲタカのようにさらわれてったら意~味ないぢゃーん。
先日テレビ東京の「クロージングベル」にゲスト出演していた陸上の為末大選手は
「応援したくなるような会社に投資する」
といっていたが、これが本来の投資のあり方ではないのか?
最近、本の出版とか映画製作などがファンド化されたりしているが、ああいうものこそが本来の投資のあり方の延長戦上にあるものだ。
地検に苦情電話をしたようなヤツらは、儲かるとなったら暴力団が上場しても投資するかもしれない。
そしてしまいにゃ麻薬を解禁しろなんて組織ぐるみで騒いだりして…なんてことはないにしても、このままだと多少モラルを欠くような事業展開に対しても、企業や投資家たちは最後に審判を下すのはユーザーだから…などと建て前の自由論をふりかざして突き進み、どんどん社会はいびつになっていきはしないだろうか?
っていうか、すでにいびつかも…。
逮捕の際に東京地検に「逮捕のせいでオレの持ってる株が下がってしまった」という個人株主からの苦情の電話が殺到した
…という報道をひきあいに出して、このモラルの低下はどうしてくれる、というようなことを言っていた。
でもホリエモンはモラル低下を加速させはしたのだろうが、大元はではないだろう。例えばTBS乗っ取り未遂や楽天ポイント騒動でお馴染みの三木谷氏はホリエモンと同じく「六本木低モラル属」だが、ホリエモンは彼を生んでいないし、またその逆でもない。
すると大元はなにかといえば小泉-竹中の無秩序な規制緩和路線ではないのか?
新しいステップに進む時には、常に“功罪”があるとはいえ、モノを作るときもそうだが平行して常にエラーや犯罪などのマイナス面への準備も必要なのだ。
例えば銀行はシステムのセキュリティ面や事故の場合の顧客への補償などのについて無策なまま急激な機械化を行ったために昨今のような混乱を招いた。
株式市場にしても、そもそものマーケットの現場たる東証のシステムが脆弱なままであった。
“ウラワザ世代”のモラルのないガキどもをも市場に招き入れることで、一見すると市場の流動性は増したが、同時に毒もまわりきり、モラルと秩序は押し出されてしまった。
もともと株式というのは実際の業績とは関係ない部分で値が上がったり下がったりする場合があるが、それはアヤであって本質であるべきではないはずだ。
数字だけがひとりあるきしすぎると必ずツケはくる。事実、日本の「ITバブルは実体がない」という批判の声は海外からもある。
実際のハナシ日本のIT業界でGOOGLEが展開してるみたいな革新的なトピックって何かあった?i tuneだってアメリカからだしね。
国際競争力を高めるための緩和政策が、実際には海外からもバカにされて、しまいには外資系企業にハゲタカのようにさらわれてったら意~味ないぢゃーん。
先日テレビ東京の「クロージングベル」にゲスト出演していた陸上の為末大選手は
「応援したくなるような会社に投資する」
といっていたが、これが本来の投資のあり方ではないのか?
最近、本の出版とか映画製作などがファンド化されたりしているが、ああいうものこそが本来の投資のあり方の延長戦上にあるものだ。
地検に苦情電話をしたようなヤツらは、儲かるとなったら暴力団が上場しても投資するかもしれない。
そしてしまいにゃ麻薬を解禁しろなんて組織ぐるみで騒いだりして…なんてことはないにしても、このままだと多少モラルを欠くような事業展開に対しても、企業や投資家たちは最後に審判を下すのはユーザーだから…などと建て前の自由論をふりかざして突き進み、どんどん社会はいびつになっていきはしないだろうか?
っていうか、すでにいびつかも…。
こちらの記事を拝見し、感動すら覚えました。
全くおっしゃる通りだと思います。
為末さんのようなモラルのある投資家がマイノリティーだとしたら、憂うべきことですね。
コメントあがとうございます
為末さんの場合はプロ陸上選手という不安定な生活基盤を補うための投資だというのに、そういうポリシーを持てるというのが、さらに尊敬に値すると思います。
まぁ、実際のところ残念ながら世の中は“憂うべき”状況だと思いますが、ここは最後ののぞみの“教育”に期待したいところですね。
為末さんみたいな有名人が講演とかで啓発してくれればいいんですけどね。