頼母木山
足の松尾根
令和2年7月5日(日)雨
7月4日の山開き、胎内ヒュッテ→大石山→エブリ差岳→頼母木小屋(泊)
7月5日頼母木小屋出発→門内岳→北股岳→頼母木小屋→胎内ヒュッテ
の予定で計画を立てていたが、4日の夜間から雨。
計画を変更して、
4日午後→菅谷不動尊→胎内自然天文館→胎内ヒュッテ(泊)
5日胎内ヒュッテ発(5:30)→足の松登山口(5:50)→姫子ノ峰(6:50)→ヒドノ峰・水場分岐(8:30~9:02)
→イチジ峰(9:18)→西ノ峰(10:02)→大石山(10:13~10:32)→頼母木小屋(11:09~昼食)
→頼母木山(12:30)→頼母木小屋(13:00)→大石山(13:19~13:32)→西ノ峰(13:40)→イチジ峰(13:53)
→ヒドノ峰(14:13)→英三ノ峰・滝見場(14:39)→姫子ノ峰(15:21)→足の松登山口(16:00)
→胎内ヒュッテ(16:13)
3日 福生から16:00mmさん到着 ST・HYも就業後到着 SSは夕食のみ参加
4日の朝4時出発の予定で参加者5名+SSは軽く宴会を始める。
4日の天気は0時~夕方まで雨の予報。予定通りの出発を躊躇する。
予定変更で胎内ヒュッテで前泊ということになり、即 問い合わせる。
5名各個室で自炊室使用OKとのこと。
頼母木小屋での夕食予定が胎内ヒュッテになり食材をそのままホテルへ持ち込み調理する。
入浴もでき快適な前泊だった。
5日、日帰りに変更 荷物も軽くなるが、朝は雨が降っていた。
雨具の上下で出発。4日より乗り合いタクシーの運行もあり(土日祝のみで朝・夕3便ずつ)
5時半のタクシーで足の松登山口まで送ってもらう。(片道一人700円)
雨の状況を見て途中で引き返す覚悟で登る。
1時間で姫子ノ峰に到着 持参したちまきの朝食を食べる 雨は大降りではないが雨具が蒸れて暑い。
どこまで行けるのか?リーダーはどこで撤退の指示を出すのか?と思いながらのぼる。
木の根っこが張った急登が続く。所々ロープの設置もあるが、雨でぬれた登山道は滑るので要注意。
滝見場で滝を見ながら休憩、すぐに英三ノ峰に着く。雨は止まないが小降りになっていた。
水場分岐で大休止・・・STさんが雪渓から雪を持ってきて、コンデンスミルクをかけ、
サクランボの乗ったかき氷を作ってくれた。
予定ではこの辺りで下山予定だったとのことだったが、雨も止んだのでもう少し行ってみる。
周りの山々を見るとガスも上がってきている。
下山者とスライド、昨夜の頼母木小屋は2名の泊まり客だったとのこと。
稜線はすごい風でここに来たらホッとすると話していた。
登りでは3名の下山者とスライドする。
西ノ峰に着くと大石山はもうすぐ
いつ下るのか? いつ下るのか? と思いながら 大石山到着。
聞いた通りのすごい風。エブリ差岳に行くには1時間半。
頼母木小屋までは50分
この風ではゆっくり休むこともできないので頼母木小屋でお昼にしようと言うことになり
満開のヒメサユリロードで写真を撮りながら小屋に向かう。
アカモノ・ハクサンチドリ・ウズラバチドリ・ヨツバシオガマ・ニッコウキズゲと
数々の花が雨に元気をもらい生き生きと咲いていた。
小屋でゆっくりお昼を食べ休む。ハクサンコザクラやイイデリンドウは咲いていないかと思いながら
ザックを小屋に置き、頼母木山に行ってみることにする。
色の濃いイワカガミ・ツマトリソウ・シラネアオイ・多くの花が咲いていた。
山頂近くに行くとイイデリンドウがあったが、今日の天気では開けない様子だった。
13:00頃には下山開始の予定だったので、小屋に戻り管理人さんと写真を撮り下山する。
雨は止んでいたので大石山からは雨具の上着を脱ぎ一気に下る。
滝見場に着いて休憩をして時間を見ると、登山口からの最終16:00のタクシーに間に合うのではないかと
言う話になり、足の速いHTに一足先に降りてもらいタクシーに待って居てもらえないか頼んでもらうことになった。
HTは15:35分に登山口に着いたとのこと。
タクシーの運転手さんは降りて来るのがわかれば待って居ますよと言ってくれていた。
足の遅い私もノンストップで下る。暑くて汗をふきふき下る。
木の根っこに足を滑らせ転ばないように注意しながら下る。
16:00登山口到着。間に合った。
帰りは徒歩覚悟していたが、タクシーに乗れて良かった。
胎内ヒュッテでは、一般の人の入浴は16:00までだが、
昨日の泊り客なのでお風呂を利用して良いと言ってくださり600円払い入浴する。
雲の多い一日で飯豊の稜線の眺望は見れなかったが、頼母木山まで行ってきた充実感とたくさんのヒメサユリを
見れたことで、やっぱり登山はいいな~と思う。
コロナ感染症で今年が明け半年過ぎてもまだ収まらずで、それぞれ「こんなはずではなかった」と
皆同じことを思っているだろうが、現実と向き合い生きていくしかない。
これからもその時その時の最善の生き方、生活の仕方を考えながら過ごしていこう。
飯豊に行って元気をもらったtomoでした。
本当にお世話になりありがとうございました!
いつ、どこで撤退するのか?と思いながらHさんの後ろを歩いていました。雨で雨具上下着ての飯豊連峰。東京福生人の私には辛すぎる、無理!と思いながらついて行きましたよ。
大石山に着いた時は嬉しくて集合写真を撮りました。
ヒメサユリロードを歩き、頼母木小屋へ、何を食べでも美味しく満足していました。
小屋番さんが東京から来た、と知った私に(遠くから来たね)と葉書をくれた。今、全国から嫌われている東京人だが、小屋番さんの優しさにしばし言葉無く感動。
初対面のSさんのザックには美味しい物がたくさん有り、ご馳走になりどれだけ元気をもらったか!ハッシー、Hさん、tomoさんにはいつもに増して有り難く、感謝です。私に何が出来るか?を考えた。体力付けてトレーニングして飯豊連峰を皆さんについて行ける様に登れる自分になる事かなぁ。それしか浮かばないです。
もっと天気の良い日登り、最高の飯豊連峰を見てほしかった。
私は東京が好きで東京人にあこがれる田舎者ですが、以前のように堂々と往来できる時に早く戻ってほしいと心から思っています。
あの悪条件の日に頼母木山まで行ってきたのだから、どこの山でも行けると私は思っています。みんなで楽しく登れて最高の登山でした。お互い離れていても次の飯豊に向けてトレーニング頑張りましょう。