当時、乱獲バイブレーションとして一世を風靡した?量産初のリアルバイブレーション
当時ボク自身もとにかく使用頻度が高くロスト率も高かったので、先ほどようやく現存する一つを発見しました...(汗)(笑)
久々に見て感心したのはそのリアルさ
あの「ザ・ミノー」(※項目参照)の技術で見事にハンドメイド・リアルプラグの要素を満たしています
中でもバイトパーセンテージが高かったのがこのタナゴカラー
これは以前も書いたように、人間の視覚的要素だけでなく、この婚姻色時の魚体に栄養が蓄えられていることを魚食魚が経験から認識しているのでは?...と思われます...
チューニングモデルのサスペンドで10.5gで、このオリジナルのシンキングモデルは18gなので、比重1.8程のかなりのファーストシンキング
泳ぎを阻害する高比重にも関わらず泳ぎが良いのは、誘導ラトルやボディ設計が良いからでしょう...
バイブレーションを作ると分かりますが高比重ほど、ウェイトを固定すると動かなくなります
これはボディに固定された高比重のウェイトの慣性によりそのけだるい動きになる為です
これは高比重のウェイト固定式シンキングプラグを、誘導式に変換する事でも実験出来ます
これも以前書いたようにラトルは音だけでなく、動きを良くする効果が実は大きい...
しかしラトリンスポットやラトルトラップが「バイブレーション」だった当時、ここまでリアルなカラーと泳ぎのバイブレーションはなかった...
ここから「リアルバイブレーション」の歴史は今日の様々なルアーへと続く事となります...
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