SPEC
最高出力:375Hp/8000rpm
最大トルク:36.8kgm/5500rpm
車両重量:1065kg
最高速度:300km/h
ランボルギーニ・ミウラは大好評を博しましたが、僅か900台という少なさで生産を中止してしまいました
しかしランボルギーニはミウラの反省点をふまえ、より完成度の高い革新的なモデルを用意していたのです
それがこの異次元的フォルムを持ったカウンタックでした
スーパーカーの最高ランクとして自他共に許すカウンタックの魅力は、パフォーマンスとスタイリングが見事な調和を示しながら、車の個性的表現へと昇華してしている点である
1971年のジュネーブショーで公開されたプロトタイプが、若干の手直しのみでプロダクションモデルになったことでもよくわかる
世界のフラッグシップと言うウルトラ級の面目にかけて、精密な迄に構築されたシャシフレーム
そしてあえて長大なV12型エンジンを縦置きにし、しかもギアボックスをそのフロントにつける独自のレイアウトを採用
ドライバーはミッションケースをまるでアームレストのように着座する事を想像すればよい
そして高回転で機嫌を直す傲慢なエンジンと異次元的なボディシェイプがカウンタックの高貴な横顔を形造る...
このようにカウンタックの魅力を語るとキリがありませんが、なんといっても最も特筆すべきはその斬新すぎたスタイリングでしょう
まだ、ディーノやミウラのような流線型フォルムが最新デザインと言われていた時代に、今日まで続くスクエアなウェッジシェイプと言うスーパーカー・フォルムを、時代を超えて造りあげてしてしまった
そして日本に至っては、箱型のクラッシクカーのような車が最新型として走っていたことを考えれば、その異次元から来たようなフォルムがいかに世界を魅了したかは、容易に思い起こすことができる
ランボルギーニがフェラーリに激怒して自動車を作らなかったら、もしかしたら自動車デザインは数年、いや数十年遅れていたかもしれませんね...
今改めて見ると、後のLP500SよりこのLP400のシンプルなオリジナルフォルムの方が、逆に異次元的な未来感を感じる気がします
そして極めつけは、独創的なジェット戦闘機のような巨大な生命的インテークと唯一無二の跳ね上げ式ドア
こうして、この革新的すぎたフラッグシップの原型は今日までその特徴を残した進化を続けることとなったのです...
> 前記アヴェンタドール編へつづく...
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