DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

訃報/つかこうへいさん

2010-07-13 | ドラマ・映画・演劇・アート
学生時代、友人の友人がちょい役ででていて、
頼まれてチケットを買って、
まったく予備知識なしで見に行きました。

『広島に原爆を落とす日』。

主演は風間杜夫さんと、かとうかずこさん(元東国原英夫・夫人)。
風間さんは売り出し中、かとうさんはデビュー作だったのでは?
ものすごくスタイルよくて美しくて見とれたなぁー。
演技的には???というか、風間さんの芝居が半端なく、
機関銃のようなセリフを、力任せにたたきつけてきて
それはもうすごいインパクト、存在感。

大笑いさせておいて、大砲をぶちこまれるような、
最後は心臓揺さぶられるような・・・

それからしばらく、風間さんの熱烈なファンでありました。
(笑・この頃からはまりやすい;;)

で、つかさんにも興味を持って・・・。
代表作の「熱海殺人事件」「戯曲蒲田行進曲」・・・
どれも、すごく勢いがあって、好きだったなぁ。
「蒲田行進曲」は映画にもなって、
銀ちゃんは風間さんの当たり役にもなりましたね。

先日、『広島に原爆を落とす日』再演の情報を知って、
筧利夫さん主演なら面白いかも、
ひさびさのつか芝居、見に行ってもいいな、なんて
思ってた矢先の訃報・・・

ご冥福をお祈りします。



広島に原爆を落とす日


筧 利夫公式ブログ

※趣味人レスから抜粋追記

アングラ系とはまったく異なりますが好きでした。
「夢の遊眠社」「SET」など、セリフが機関銃系が多い中でも
“人”の描き方が際立っていた印象があります。

全部引き受けてアイデンティファイする主人公たち。
ある意味、ものすごく日本的な日本人の内面をコミカルに、
でも泣き笑いしながら&血も流しながら描いた作家、というイメージが・・・。
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2 コメント

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お嬢さん (Kinu)
2010-07-16 19:12:28
なるさんはよくお芝居を観ていらっしゃるから、今回記事にされるかな?と思っておりました。
私自身は、彼の作りだすお芝居を観たことがないのですが、昔から実力のある人なんだ!というのはなんとなく感じていました。
ニュースでの取り上げ方をみてもやはりそうなのですね。

今、タカラヅカビギナーの私としては、今回のことをお嬢さん視点からみております。
どんなお気持ちなんだろう、と想像すると…ああ。
返信する
Kinu様 (NAL)
2010-07-16 23:43:05
つかさんの芝居を見て、芝居の道に入った人は、私の年代前後にけっこうおられるのではないかしら、と。
ある意味、今に通じていくアジテーションのような煽り芝居は、つかさんの得意技だったように思います。

口でセリフを伝授するなど、現場の空気を活かしたライブ感ある芝居作りでしたが、役者さんたちはたいへんだったようですね。

Kinu様、日記にも書かれてましたが、
タカラヅカビギナー、継続中なのですね♪
私は真矢みきさんTOP時代の花・月・雪・星 にかなりディープにはまったのですが、ヅカはある種のハードルを超えると夢の世界ですね。「エリザベート」もお薦めですー。

※豪雨は大丈夫でしたか?
 各地の被害が想像以上に大きくて、驚いています。
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